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現在位置は、ホームの中の症例6 社交不安障害についてです。

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■社交不安障害とは
多くの人の前で話をするときや初対面の人に挨拶するときなどに強い不安や恐怖を感じ、こうした状況を避けようとするために、社会生活や仕事に支障をきたしてしまう心の病気です。
近年、社交不安障害はセロトニンなどの脳内の神経伝達物質の働きが低下して、不安を感じやすい状態となっていることが原因と言われるようになり、適切な治療によってよくなることが知られるようになりました。

■社交不安障害の症状
○このような症状を感じたり、困ったことはありませんか?
以下をチェックしてみてください。

□人前で朗読したり、スピーチした時
   つまってしまう。
□人前に出ると赤くなるので困る。
□同僚、同級生にも遠慮してしまう。
□知らない人と話すのを避けている。
□注意されると非常にオドオドしてしまう。
□同僚、知り合いに反対の意見を言えない。
□スピーチをしなくてはならない様になるのを避けている。
□人混みにいると、動悸に悩まされる。
□人から頼まれると断れない。いやと言えない。
□目上の人に紹介されると息苦しさやめまい、ふるえなどの
   症状が出る。
□他の人たちが既に着席している部屋に最後に入る事が
   できない。
□人前で汗をかいてしまうのが苦痛だ。
□恥ずかしい思いをすることが怖い
□パーディに行くのを避けている

人前で緊張したりドキドキしたりすることは誰にでもあります。しかし、その緊張や不安によって生活に支障をきたしていれば、それは社交不安障害かもしれません。

■社交不安障害の治療
薬の治療として、一部の抗うつ薬に効果があると言われており、1年以上服薬することが勧められています。
また症状に合わせて、抗不安薬なども併用することがあります。
行動療法としては、診察場面で目標を考え、不安の小さなものから練習していくこともあります。
性格や気持ちの問題と思い、悩みや苦しみをなかなか相談できない人もいます。
また社交不安障害は、うつなど他の心の病気と併発していることもあります。
まずは、不安感をうまくコントロール出来るように3ヵ月間程治療を行い、「よくなってきたな」と感じても、しっかりと治すためにしばらくは治療を続けましょう。 お薬はあなたの治療の大きな味方になります。
治療を続ける事により、今まで感じていた不安な気持ちが徐々に減少します。それに従って、多少不安を感じたとしてもあえて行動してみましょう。少しずつですが、自分の思い込みだった事に気がついていきます。 治療中はよくなったり、悪くなったりすることがありますが、一喜一憂せずにゆっくりと日常生活をよりよくしていきましょう。
不安な気持ちを一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

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