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痛信vol.95「帯状疱疹が増えている!」、「月曜の朝がしんどい!? 」

「帯状疱疹が増えている!」

1.帯状疱疹とは?


子供の頃に水ぼうそうになると、そのウイルスは治った後も神経の中に潜伏を続けます。そして疲労やストレス・加齢などによって免疫力が落ちると活発化し、「帯状疱疹」を引き起こします。日本の成人の9割以上が水ぼうそうウイルスに感染しているといわれ「帯状疱疹」は誰もがなりうる可能性があります。加齢と共に発症率が高くなり、50歳以降の約3割が「帯状疱疹」になると言われています。一部の「帯状疱疹」患者を追跡したところ、約6.5%に再発がみられたことから、一度なっても再び「帯状疱疹」になる可能性があります。誰もがなりうる帯状疱疹が最も恐ろしいのは、痛みに加え、重篤な合併症や後遺症を引き起こす可能性があるという点です。

2.帯状疱疹が増えている!


近年、この「帯状疱疹」が増加傾向にあると言われています。原因としては、下記の5つがあげられます。
‖咯疱疹は、従来より高齢者に多いとされ、高齢化によって増加傾向にある。
2014年以降、小児に対する水痘ワクチン定期接種がスタートしたことで、水ぼうそうの流行が激減し、大人が水ぼうそうウイルスに接する機会が減り、免疫力が下がっているため、特に20〜40歳代の若年層で帯状疱疹の発症率が上昇。
コロナ禍でのストレスや運動不足による免疫の低下により、免疫のバランスが崩れやすくなったため帯状疱疹が増加。   
ぅ灰蹈焚劼粘鏡予防のために、人との接触が減ったことで、これまで以上に水痘ウイルスに対する免疫活性化の機会が減少してしまったのも、さらなる帯状疱疹の増加につながった。
ゥ灰蹈淵錺チン接種後に帯状疱疹が増加することが、海外の症例報告でも報告されており、なぜ増えるのかは因果関係ははっきりしてないが、ワクチン接種後における一時的なリンパ球減少が可能性の一つとして考えられています。

3.帯状疱疹は予防出来る!〜ワクチン接種の重要さ〜


このように「帯状疱疹」が増加傾向にあることから、帯状疱疹の発症や重症化を防ぐために効果的とされている「帯状疱疹ワクチンの接種」が50歳以上の方には推奨されています。
「帯状疱疹」は「帯状疱疹ワクチン」により予防できる病気です。
50歳以上になったら「帯状疱疹予防ワクチン」を接種しておいた方が良い理由として、下記の4つがあげられます。
‖咯疱疹の発症率が50歳以上で急激に上昇するため
帯状疱疹に一度なっても、一定の割合で再発の可能性があるため
コロナワクチン3回目の追加接種の可能性がありその副反応で帯状疱疹になる可能性があるため
ぅ灰蹈焚劼任録佑伐颪ι囘戮鯀やすのが難しいため水痘ウィルスに接触する機会が減り免疫活性化の機会が減少するため

4.帯状疱疹ワクチンの種類


帯状疱疹ワクチンには2つの種類があり選ぶことが出来ます。
帯状疱疹にワクチンがあることを知らない人もまだまだ多く、どちらのワクチンも5〜10年ほど免疫が続くと言われています。
当院でも接種可能ですので、ご希望の方はご相談ください。
‖咯疱疹生ワクチン⇒従来から小児に対して水痘ワクチンとして使用されている生ワクチンで、帯状疱疹の発症を5〜6割抑える効果があり、接種に伴う副反応もあまり強くないと言われています。
▲轡鵐哀螢奪ス⇒新しく開発されたシングリックス(不活化ワクチン)で、特徴は2回接種する必要があり、副反応も強めですが、体の免疫機能が下がっている人でも接種できること、帯状疱疹の発症を抑える効果が90%以上と高いことです。

「月曜の朝がしんどい!?」


1.サザエさん症候群って知っていますか?
「月曜の朝、体調が悪かったです。熱はなかったけど風邪かもしれないと思って、仕事は休みました」。
診察で、ときどきこんな話を聞きます。そしてふつうに風邪の場合もあります。但し、翌週の月曜日も同じような不調を認めたら、それは風邪ではないかもしれません。
医学用語ではありませんが「サザエさん症候群」という言葉があります。これは、日曜日の夕方から深夜、「翌月曜日からまた出勤しなければならない」ということを意識して、憂鬱になることを表現しています。また、世界的には「Blue Monday(憂うつな月曜日)」という言葉があり、「休日明けの物憂い(ものうい)月曜日」として広く知られています。

2.月曜朝の体調不良が、もしも身体化症状だった場合
不安やストレスが体の症状に置き換わる身体化症状がある場合は、月曜の朝に熱っぽい、咳が出る、頭痛が起きるなど、体調不良として自覚されることもあります。
職場での仕事や人間関係に不安やストレスを抱えていると、月曜の朝に症状が出やすくなります。
また、その症状がいつもより強まるときは、その原因が強まっていることを表しているかもしれません。
月曜朝の体調不良が、もしも身体化症状だった場合、風邪薬は効きません。仕事を休むことは症状を和らげてくれます。ただし、継続的な不安やストレスがある場合は、翌週も症状の出る可能性があります。

3.“症状が出るタイミング”、“調子が良くなるタイミング”
‘なぜ体調不良が起きるのか?’
‘その原因に対してどのようなアプローチが有効か?’。
これらを意識し検討していくことが、症状の改善に繋がるのではないかと、私は思います。
また、あまりに症状が強い場合はゆっくり考えることも難しくなるため一時的に休職するという選択肢もあるかもしれません。他にも「症状とタイミング」にまつわる話は、いろいろあります。
●夏休み明けの登校がしんどい学生さん、
●夕方がいつもしんどい主婦の方、
●子供の就職が決まったら調子が良くなったお母さん。
‘症状が出るタイミング’・‘調子が良くなるタイミング’は私たちに大事なこと、「治療のヒント」を教えてくれているかもしれません。

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