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通信vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)

神経障害性疼痛について

1.神経の痛みって?


こんな痛みが長く続いていませんか?
「ビリビリ、ジンジン、チクチク」等のような電気が走るような痛み、シビれるような痛み、それは神経の痛み、『神経障害性疼痛』かもしれません。
「神経障害性疼痛」とは神経が障害されたり圧迫されることで起こる痛みやしびれです。「神経障害性疼痛は我慢を続けると慢性化する恐れもあり、慢性疼痛のうち4人に1人は神経障害性疼痛の疑いがある」と言われます。傷は治ったのに痛みだけが残る、病気をきっかけに痛みが長く続くなどの痛みは何らかの原因で神経が障害されて痛みが生じている可能性があります。神経障害性疼痛は病態や発症機序が複雑で多様なため、一般的な鎮痛薬はほとんど効果がない上、我慢すると慢性化する恐れもあります。神経の痛みには、新しい治療法があります。我慢しないで受診しましょう。

通信vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)

神経障害性疼痛について

2. 神経の痛みの種類


神経障害性疼痛は、様々な原因によって神経が異常な興奮をすることで起こる痛みや神経の損傷やそれに伴う機能異常により起こる痛みです。代表的な疾患は次の通りです。
〆噌神経痛(坐骨神経が障害され腰・お尻・足に痛み)
腰痛症(腰痛の約8割原因不明、神経障害の可能性あり)
B咯疱疹後神経痛(帯状疱疹の後も長く続く痛み)
づ尿病神経障害に伴う痛み・しびれ(糖尿病の合併症)
イ修梁召猟砲(三叉神経痛・神経根圧迫による慢性疼痛)

vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)

神経障害性疼痛について

3.神経の痛みの治療


神経障害性疼痛は一般的な鎮痛薬が効かないため従来は難治性の痛みとされていましたが、最近承認された神経障害性疼痛薬は「痛みを伝える物質の過剰放出を抑えることで痛みを和らげる作用」があり、神経障害性疼痛の治療の第一選択薬として推奨され、様々な神経障害を伴う疼痛で悩む患者様のQOL(生活の質)向上に大きく貢献しています。
従来の疼痛治療剤とは全く異なる作用機序を有することから痛み治療の新たな選択肢として大活躍しています。但し、この神経障害性疼痛薬が有効な治療効果をあげるためには、医師によるきめ細かな指導と管理が必要です。神経障害性疼痛は医療機関で治療できる痛みで、当院では、きめ細かな処方が可能です。あきらめないで早期来院しましょう。

vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)

「慢性疼痛について」

1.痛みの分類(持続時間に関連した分類)


 峙淦疼痛」⇒ある時間内で治るような疼痛
(軽度の火傷や切創、骨折に関係する疼痛など短時間のもの)
◆嵋性疼痛」⇒数ケ月〜数年の長期間持続する疼痛(疾患
の進行に伴う疼痛、長期間改善しない身体的障害に関する疼痛)
慢性疼痛を抱えている人は、全国に約2700万人(5人に1人)いると推定され、その約7割が「痛みがあっても我慢するべき」と考え、通院経験者の約4割が複数回通院先を変更しているというデータもあります。慢性疼痛は、長期休職の原因・人間関係に影響など個人的な問題だけでなく、医療費の増大・生産性の損失など社会的にも大きな問題です。当院では、慢性疼痛の治療を行っています。あきらめず受診しましょう。

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「慢性疼痛について」

2.慢性疼痛のサイクル


痛みが長期間続くと、痛みに対する否定的な「感情」や自分自身を否定するような「思考」が現れます。痛みが続くので「活動」が低下し筋肉は弱くなり、さらに全身状態が悪化する、という“痛みを悪化させるサイクル”が生じます。研究によると、人の「感情・思考・活動」は疼痛に大きく影響し、否定的な感情や思考があると疼痛に注意が向きがちになり、その結果、さらに疼痛を感じ易くなることがわかっています。慢性疼痛を抱えている人は、まずは「感情・思考・活動」がいかに痛みに影響しているかを知ることが、「慢性疼痛のサイクル」を断ち切るために非常に重要となります。

vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)

「慢性疼痛について」

3.痛みはコントロールすることが可能


人が感じる痛みの強さは、生じている体の傷の量に直接的に関連しているという考え方がありますが、この理論では痛みは傷が治ればなくなるはずです。しかし、この理論には当てはまらないことがいくつもあり、問題があります。そこで、体の傷から脳に送られてくる痛みの情報量は「感情・思考・活動」などの色々な要素によって調整されるという考え方ができました。多くの方は、痛みはコントロールできないと考えていますが、慢性疼痛の痛みは「感情・思考・活動」により増減することから「感情・思考・活動」をうまく取り扱うことによって痛みはコントロール可能であることがわかります。長期間続く痛みは大変苦しいものですが、まずは、痛みが自分のコントロール下にあるということを認識することが重要です。
当院では痛みをコントロールすることにより「慢性疼痛のサイクル」を断ち切る方法を指導しています。ぜひ受診下さい。

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