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通信vol.50(「腰痛の最新治療,砲弔い董廖◆崢砲澆離瓮ニズムと痛みの治療薬について」)

最近の腰痛治療の傾向


腰痛は、男性では1位、女性では肩こりに次いで2番目に訴えの多い症状で、もはや国民病と言えます。
医療の目覚ましい進歩により、ここ10年で腰痛治療は大きく変わり、腰痛の虎の巻「腰痛診療ガイドライン2012」が策定されたこともあり、今まで治らなかった慢性腰痛でも視点を変えて新しい治療法を試せば、劇的に良くなる可能性が出てきました。頑固な腰痛をあきらめず、今こそ受診して下さい。

最近の腰痛の原因


腰痛の原因は様々ですが、原因が特定できる腰痛は約15%で残り85%の腰痛はレントゲンなどの画像を確認しても原因が特定できない腰痛であると言われます。これら原因不明の腰痛の大半は、見た目にはわからない/牲个両祿押↓関節や筋肉の機能障害、ストレスや不安など心因的要因が影響していると言われています。
これら原因不明の腰痛のうち、今回は「/牲个両祿欧砲茲觜痛」についてお話しします。

神経の障害による腰痛


腰痛を十分に治療せず放置したり、再発を繰り返していると、それまで痛みを脳に伝えていた神経が障害され、元々の腰への負担を取り除いたとしても神経自体が痛みを伝え続けるようになってしまいます。これら神経の障害による腰痛は次の治療が有効です。

神経の障害による腰痛の最新治療

1)硬膜外ブロック注射


脊髄をおおう「硬膜の外側」に麻酔薬を注入する硬膜外ブロックは、脊髄から出た末梢神経の一番根元の周りに効く注射で、神経の障害による腰痛に効果のある治療法です。当院の硬膜外ブロックの注射針が、最近22ゲージから27ゲージに細くなり、特殊な細い注射針で硬膜外ブロックをすることが可能となりました。このことで、当院の硬膜外ブロックがさらに 岼多粥廖↓◆岼汰粥廖↓「速く」なりました!
^多刈容段未丙戮っ躰与砲覆里如注射針を刺す痛みが少なく注射は痛くて怖いという方も安心して受けて頂けます。
安全⇒硬膜外ブロックの注射針が細くなったことで、組織障害や出血が少なくてすみ、安全性が高くなりました。
Bく⇒従来、硬膜外ブロックの注射針を刺す痛みを和らげるために直前に細い針で局所麻酔を患部に実施していましたが、硬膜外ブロックの注射針が細くなったことで直前の注射が無くなり、2工程が1工程になり、速くなりました。
この特殊な細い注射針による硬膜外ブロックは高度な技術と経験を有する治療で当院ならではの治療と自負しています。

神経の障害による腰痛の最新治療

2)最近の薬剤治療の多様化


10年くらい前までは、腰痛の薬物治療というと「非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)」くらいでしたが、現在は症状・原因・病歴などに合わせて、多様な選択が出来るようになってきました。神経の障害による腰痛には、NSAIDs(ロキソニンやボルタレンなど)のいわゆる痛み止めは効果がなく、最近、開発された神経障害性疼痛薬(リリカ)や抗てんかん薬や抗うつ薬が効果があることがわかってきました。又、オピオイド薬も慢性の腰痛に使えるようになり、薬剤治療の選択肢が増えることで、神経の障害による頑固な腰痛が良くなる可能性が広がってきています。ぜひ、受診下さい。

痛みのメカニズムと痛みの治療薬について


痛みは、傷や心が絡み合って脳が感じています。「痛み」は単純な反射的感覚ではなく、心の動きや情動を伴った苦しみ、不安等、人が「感じる」体験だと考えられています(国際疼痛研究学会)。痛みの原因は大きく次の4つに分けられます。
―から末梢神経を通じて脳へ伝えられる痛み
(膝をすりむいたり、熱いヤカンに触れた時の痛み等、外傷)
一般的な痛みで多くの方がイメージする痛みのほとんどがこの痛みで、「痛い」と感じている傷の場所で炎症が起き、痛みセンサーを興奮させる反応が生じて起こる痛みです。この痛みの治療の代表薬が、普段、皆様が病院や薬局で処方される痛み止めで、大半が非ステロイド鎮痛薬(NSAIDs)で、ロキソニン・セレコックス・ボルタレン等です。これらの薬は、,猟砲澆乃きる“炎症や痛みセンサーを興奮させる反応”を抑えてくれます。言い換えると、NSAIDsが効くという事は,猟砲澆硫椎柔が高く、その薬が合っている痛みと言う事ができます。他方、これらの薬では痛みが少ししか改善しない、又は、全く効果のない場合、感じている痛みは後述の◆銑い猟砲漾∨瑤蓮↓ 銑い猟砲澆組み合わさっている状態と考えられ、
この状態でNSAIDsを飲み続けるといたずらに服薬量が増えたり、効果はないけれども副作用の可能性が高くなることもあります。
∨梢神経そのものの痛み(帯状疱疹後神経痛・糖尿病によるシビレや痛み等、外傷はないが神経そのものが原因で起きる痛み)この痛みには、一般的に抗てんかん薬、抗うつ薬(三環系抗うつ薬・SNRI)が効果があると言われ、又、最近では、神経痛治療薬のリリカや痛みに対する有効成分を組み合わせたトラムセットが開発され、薬の選択肢が増えました。
心因性の痛み(神経・体にはあまり問題ないのに痛い、心理的問題・社会的要因等多くの要素で成り立つ痛み)これら痛みは薬物療法だけでなく精神療法を同時に行うと有効です。
で召篝埒颪猟砲漾文鯆婿故等で、脳や脊髄が損傷して感じる痛み)これらの痛みは、薬では取り切れない痛みが残ることもあり、考え方や意識・行動の工夫も大事と言われます。
以上のように「痛み」と言ってもいくつもの種類があり、また実際にはそれらが様々な割合で組み合わさっています。そのため、痛みの治療は、原因に応じた治療が必要となり、内服薬や神経ブロック注射、理学療法、精神療法などを上手に組み合わせた、総合的な治療が必要となります。

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