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通信vol.29(3・4月号) 

術後疼痛

術後疼痛とは?


1.術後疼痛とは?
手術をしたら切ったところが痛みます。でも手術の傷が治り痛みの原因が消滅したにも関わらず、痛みがいつまでも消滅しない、又は逆に増大していく場合を術後疼痛と言います。
これは手術により神経を切断することにより切断部位の神経から脊髄へ異常興奮の信号を送り脊髄が脳へ間違って痛み信号を送り続けることにより生じます。又、術後疼痛やそれに伴う可動域制限が意欲を低下させうつ状態を引き起こし、今度はうつ状態が疼痛を増悪させるという悪循環が生じます。

術後疼痛

術後疼痛の治療法


2.術後疼痛の治療法
術後疼痛にはいわゆる鎮静剤といわれる薬が効きません。有効な治療法は下記の通りです。
/牲丱屮蹈奪療法
神経の異常興奮に交感神経が関与している場合、神経ブロック療法が非常に有効です。
硬膜外ブロックは局所の交感神経を遮断する作用があるので有効かつ安全な治療法です。体性痛の成分をブロックする作用もあるので、術後早期の急性痛の時期から有用です。胸部から上位の疼痛には星状神経節ブロックが効果的です。
⊃肝兎皺陛治療
術後疼痛→うつ状態→長引く術後疼痛という悪循環を断つためには、心療内科的な治療が有効です。専門医によるカウンセリングや内服薬、特に抗うつ薬は術後疼痛に有用な内服薬です。脳内の疼痛抑制系の機能が低下して術後疼痛が生じると考えられており、抗うつ薬にはこの鎮痛機序を賦活させる作用があります。抗うつ薬が効かない場合は抗てんかん薬が有効な場合もあります。慢性化・難治化した術後疼痛は心因的要素が強いことを理解することが最重要ですので、まずは専門医の受診をお勧めします。
リハビリ・鍼灸・整膚療法
術後疼痛には、手術で体表面や皮下組織が固くなり血液やリンパの流れが悪くなり冷えを伴い起こる痛みや筋肉が弱くなり生じる関節痛があります。術後の可動域訓練のためリハビリ療法を併用しながら鍼灸療法(WHO鍼灸適応疾患に術後疼痛)や整膚療法(皮膚を整え症状改善する治療法)により結合組織の血液循環改善や硬結の緩和に働きかけます。
術後疼痛は、神経ブロック療法に加え心療内科的治療やリハビリ・鍼灸・整膚療法などの多面的アプローチが必要となります。当院では各科が速やかに連携を取れるシステムを組み疼痛緩和に取り組んでおります。術後痛いのは仕方がないとあきらめず、当院へご来院下さい。

かかと痛

かかと痛の原因


1.かかと痛の原因
当院にはかかと痛に苦しむ患者様が多く来院されます。近年では固い路面にデザイン重視の靴をはき、豊かな食生活で肥満傾向にあり、体全体を支えるかかとの痛みの原因は多様化しています。
‖底腱膜が過剰に引き伸ばされ炎症を起こす足底腱鞘炎、
▲▲レス腱が炎症を起こすアキレス腱炎、
B関節・骨盤など骨の歪みから生じるかかと痛、
た牲舒鞠障害により起こる神経性疼痛、
グ貳姪な治療に反応しにくい難治性疼痛である原因不明のかかと痛に悩む方も多く来院されます。

 

かかと痛

かかと痛の治療法


2.かかと痛の治療法
急性期のかかと痛は骨折・リウマチ・痛風の可能性もある上、慢性化したかかと痛は一般的治療に反応しにくい難治性疼痛の可能性もあるので、放置せず、痛みの専門医による診断・治療をお勧めします。当院では次の治療を行います。
.肇螢ーポイント注射
慢性化したかかと痛は筋肉内にできたトリガーポイントによる疼痛(筋筋膜性疼痛)である場合が多く、局所麻酔薬を痛みの引き金となるトリガーポイントに注射するトリガーポイント注射が有効です。
遠絡療法(押し棒・指を用いツボを刺激する療法)
原因不明の難治性のかかと痛には遠絡療法が劇的な効果を示します。東洋医学に基づいた遠絡療法では生体(血液・リンパ・神経・イオン・ホルモン等)の流れを円滑に正常にすることにより痛みを解消します。今までどんな治療にも反応しなかったかかと痛にぜひお勧めします。
L物療法・AKA療法・リハビリ療法・足底板
神経性疼痛に内服薬、足関節・骨盤など骨の歪みを矯正し体のバランスを良くするAKA療法、神経・筋肉への刺激を軽減し血行改善するリハビリ(特にレーザー)治療、足底板も有効。

編集後記


3月以降いよいよ花粉の勢いが増してきました。
花粉症対策に星状神経節ブロックを実施し、例年より軽快な春を過ごしましょう。
季節の変わり目である春は、体も心も変調を来し易くなります。
我慢せず早めの受診を心がけましょう。

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