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痛信vol.87「帯状疱疹後神経痛の治療について」、「〜脳からの痛み〜「症状増強」は3つのチャンスに変えられる!?」、「お陰様で当院17周年」

「帯状疱疹後神経痛の治療について」

1.帯状疱疹後神経痛の治療は?


当院では帯状疱疹後神経痛に対する治療として、
〔物療法(神経障害性疼痛薬・鎮痛剤等)、⊃牲丱屮蹈奪療法、レーザー等の物理療法、す海Δ通瑤篆翰療法などの心療内科的アプローチ(当院は奈良県で唯一のペインクリニック(麻酔科)と心療内科の併設クリニック)、など様々な方法を行っています。どの治療法が効果的かは患者様により異なり、痛みの種類・程度、患者様の希望などに応じて、様々な治療法を組み合わせて改善をはかります。帯状疱疹後神経痛の症状は神経に沿って現れるため、どの部位に症状が現れるかにより、どの神経が損傷を受けているかがわかり、部位により治療法も異なります。
「損傷を受けている神経の部位・種類・ダメージの程度」を適切に見極めた上で、どの治療法が最適かを判断します。それまでの治療で、ある程度まで痛みが改善されて「もうあまり痛くないので積極的に治療したくない」という事でしたら、薬を使って緩やかに改善をはかったり、経過をみたりする事も可能ですし、反対に「もう少しで痛みがなくなりそうなのでしっかり治療したい」という事でしたら、神経ブロック注射を使って積極的に治療する事も可能です。患者様によって適切な治療法は異なりますので、希望をよくお伺い
した上で、最善と思われる治療を提案させて頂きます。

2.治療法の種類の豊富さときめ細やかさが当院の特徴


帯状疱疹後神経痛は、一つの治療法、一種類の薬で治療できるというものではありません。同じ治療法・薬で症状が改善する場合もあれば、十分な効果が得られない場合もあります。豊富なバリエーションの治療方法を用意し、それらを組み合わせ、最善の結果にアプローチできるのが当院の特徴です。全ての患者様に同じ方法で治療できるのではなく、薬一つにしても他の薬との飲み合わせがあります。例えば「腎機能障害があるかないか」では選択する薬の種類・量・組み合わせが異なります。一つ一つの治療を丁寧に行い、患者様の希望と目指すべき改善ポイント、効果と副作用、治療に伴う負担などの要素を全て考慮し、治療方針をご提案することが、何よりも大切だと考えています。

3.帯状疱疹後神経痛との上手な付き合い方は?


適切な治療を受けても、痛みを改善するのに時間がかかったり、完全に取り除くのが難しい場合があります。そうした時、大切なのは「痛みとの上手な付き合い方」です。
今ある痛みを受け入れて、うまく痛みと付き合いながら、下記に留意し、普段の生活を送るように心がけましょう。
‘浴⇒シャワーだけで済ますのではなく入浴により体を温めて血行促進する事で疼痛緩和する場合があります。
適度な運動⇒運動不足だと筋肉が萎縮してしまい症状改善に良くないので適度な運動を心がけましょう。
なるべく痛みの事を忘れる⇒何か別の事に集中していると痛みを忘れられることが多いので、何か夢中になれる趣味を見つけ、痛みと上手に付き合うようにしましょう。

脳からの痛み〜「症状増強」は3つのチャンスに変えられる⁉


困っている症状があれば「改善してほしい」、それが叶わないならせめて「落ち着いていてほしい」と誰もが願います。なので‘症状増強’は通常「つらいこと」と感じます。しかし、脳からの痛みの場合、‘症状増強’は3つのチャンスに変えられます。
その1) 見極めのチャンス
慢性的に痛みが続き、その痛みを感じる部分に異常がない、あるいは、その痛みの強さに見合うだけの問題がないという患者様がいます。その場合、脳からの痛みの可能性がありますが、すぐには脳からの痛みと確定できないことがあります。
症状が増強したとき、「どのような状況だったか?」「どんなことを考えていたか?」「どんな気分だったか?」を複数回、丁寧に確認します。そうすることで、「体が原因なのか」「脳が原因なのか」あるいは「その合併形なのか」を見極めることができます。‘症状増強’は見極めのチャンスになります。
その2) 特徴を知るチャンス
以前、脳で起きる痛みには下記の「7つの気分」が関係しているとお話しました。
1. 不安な気分、2.恐怖の気分、
3.あせりの気分、4.嫌な気分、
5.イライラした気分、6.怒りの気分、7.うつうつした気分。
見極めの作業を行うと、特定の気分が強まるとき、特定の人物が関係するとき、特定の状況になったときに痛みが強まるなど、特徴も同時にわかってきま
す。‘症状増強’は特徴を知るチャンスになります。
その3) 実践練習のチャンス
特徴を正しく知れば、痛みが強まったとしても、もう怖くありません。例えば、心配が強まったことで激痛が起きたとわかった人は、その心配を解消する行動や工夫を試みます。そうすることで激痛がなくなれば、大成功です。イライラで痛みが強まったとわかった方は、コミュニケーションやアンガーマネージメントのテクニックを応用します。それによって痛みが
軽減すれば、それも大成功です。‘症状増強’は、
痛みを減らす実践練習のチャンスになります。
まとめ) ‘症状増強’は、痛みの種類によっては、原因を見極め、特徴を知り、痛みを減らす実践練習のチャンスになります。うまくチャンスとして使えたなら、‘症状増強’ はもうつらいだけのものではありません。

「当院はお陰様で2020年11月1日付で「開院17周年」」


当院はお陰様で2020年11月1日付で「開院17周年」になります。今後も地域の皆様に愛され、痛みのことなら「かわたペインクリニック」と思って頂けるよう精進して参ります。

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