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通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)

背部痛の症例


〕莟,泙任侶舒沺(55歳 男性)
朝起きた時、寝違えて後頚部〜肩甲部の上背部に痛みが発生した。整形処方の湿布で一時的に痛みは緩和していたが、次第に耐え難い激痛や指にしびれを感じるようになり日常動作にも支障が出てきたので当院を来院された。
⊆N天于
寝違えによる筋損傷後に一定治療を行っても回復しない場合、筋膜(筋肉を被う膜)の異常が要因にあげられ、トリガーポイント注射が劇的な効果をもたらします。この注射を行うことで
(1)局所麻酔薬により痛みを感じなくして脳への痛みの信号を遮断
(2)交感神経の興奮を抑えて血流を増加
(3)痛みを増強する物質を洗い流す
等の効果により痛みが改善しました。
9融
トリガーポイントの注射手技は、医師のもつ技術と経験の差が治療効果に大きな差が生じる手技です。当院では指で慎重に皮膚を圧迫してトリガーポイント(ツボとほぼ一致)を見つけ、背骨の周りの筋膜直下で針を止め薬液を注入し抜針をゆっくり行うことで東洋医学の針治療と同じ経穴効果が得られます。又、非常に細い注射針(採血針の1/4)を使用し熟練の医療技術で行うので痛さはほとんど感じず安心して受けて頂けます

通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)

背部痛の症例


〕莟,泙任侶舒沺(47歳 女性)
突然、原因不明の背部痛に襲われ、内科や整形外科で精密検査をしたが異常がないと言われた。しかし、背中の痛みが段々ひどくなってきて、最近では一日中背部痛と胸の圧迫感や息苦しさもあり、就寝も困難な状態で、当院を来院された。
⊆N天于
背部痛の多くは明確に診断できるような画像診断的異常がなく臨床的症状が少ないことから、原因がわからず病院を転々とされるケースが多いです。当院では、圧痛部位に一致する椎間関節を触診で確認し、胸椎椎間関節ブロックを行うことで、痛みの原因が椎間関節なのか、椎間板なのか、交感神経依存性疼痛なのか、判断が可能です。この方はブロックにより痛みが緩和され非常に有効でしたので、椎間関節由来の背部痛であることがわかり、安心されました。この様に胸椎椎間関節ブロックは、MRIなど最新画像診断でも発見不可能な原因や部位を的確に診断でき、大きな意義があります。
9融
背部痛は肺や心臓など内蔵の病気の場合があります。精密検査により異常がない場合、ペインクリニックでの治療対象となります。又、ストレスによる自律神経失調症で背部痛が生じる場合もありますので、正確な診断を行うことができる医師にかかることが最も重要となりま

通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)

抗てんかん薬のお話


心療内科では、痛みの治療で抗てんかん薬をよく処方します。患者さんから、「怖い薬じゃないですか?」、「私はてんかんですか?」と尋ねられることがあります。又、なかには「飲んだらてんかんになるのでは?」とまで心配される方もおられます。抗てんかん薬は、もちろんてんかん治療に効果のあるお薬ですが、服薬されている方が皆てんかんの病気があるという訳ではありません。痛みの治療にも使いますし、また双極性障害(=躁うつ病)の治療薬としても現在は適応があります。適切な容量と調整で服薬すれば怖い薬ではありませんし、もちろん飲んだからとてんかんになるということは決してありません。

通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)

抗てんかん薬の治療経過例


抗てんかん薬治療経過の例を次に示します。
Aさん
⇒頬の下に突発的な増強するピリピリした痛みが継続。しゃべりにくく、食事も取れなかった。抗てんかん薬の処方開始。連続した痛みから単発の痛みに変化。残存する痛みに抗うつ薬を追加。徐々に痛みは改善し、痛みのほとんど気にならない状態が数ケ月経過したため、9ケ月目で抗うつ薬を中止。今は朝の痛みの感じやすい時だけ抗てんかん薬を服薬されてる。
Bさん
⇒10年以上前から頬や歯茎の痛みがあった。歯科や口腔外科で明らかな原因が見つからず、痛みが強まり当院受診。定期服用で抗うつ薬、痛みが強い時の頓服薬として抗てんかん薬を処方開始。1ケ月で痛みはほぼ改善。落ち着いた状態が継続したので、診察11ケ月目から抗うつ薬を徐々に減量開始。ある程度減量したところで、歯茎のうづきが再燃したため、抗うつ薬は少ないままに継続。再び痛みは落ち着いたため、18ケ月目から再度抗うつ薬を減量開始。やがて中止しても痛みは落ち着いていたため、痛みが出そうなときのみ抗てんかん薬が服用できる形にして20ケ月目に診察終了。

通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)

スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜


【ひどい腰痛に!〜硬膜外ブロック療法〜】
私は数年前に腰を痛めてから、ひどくなると硬膜外ブロックをしてもらいます。硬膜外ブロックは交感神経をブロックすることで痛みの信号の脳への伝達を遮断します。又、血管を拡張することで血流を改善し、老廃物や痛み発生物質を洗い流し、弱った神経に酸素や栄養を与えてくれるので、痛みが緩和されとてもラクになります。腰痛を我慢しないでぜひご相談下さい。

通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)

編集後記


日中の暑さはまだまだ続き残暑厳しいですが、夏バテなど体調の異常を感じたら、早期にご来院ください。又、朝夕は涼しくなってきましたので、季節の変わり目で痛みなど気になる方は相談下さい。

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通信vol.19(「トリガーポイント注射」「プラセンタ療法」)
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通信vol.18(「整膚療法」「認知症予防のサプリメント」)
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通信vol.17(「アレルギー疾患」「コエンザイムQ10のサプリメント」)
(2009/03/10)
通信vol.16(「変形性膝関節症◆廖屮哀襯灰汽潺鵝Ε灰蕁璽殴鵑離汽廛螢瓮鵐鉢◆廖
(2009/03/10)
通信vol.15(「冷え性」「メディカルサプリメント」)
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通信vol.14(「更年期障害」「ビタミンCのサプリメント」)
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通信vol.13(「自律神経失調症」「プロアントシアニジン+αリポ酸のサプリメント」)
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