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痛信vol.86「帯状疱疹後神経痛とは?」、「自動思考ってなーに?」

「帯状疱疹後神経痛とは?」

1.帯状疱疹後神経痛とは?


帯状疱疹後神経痛とは帯状疱疹の発疹などの皮膚症状が治まった後も、長期にわたって続く痛みのことを言います。「帯状疱疹の後遺症」で最も頻度の高いのが「帯状疱疹後神経痛」で多くの方が悩まされ、当院の来院理由第三位でもあります。帯状疱疹後神経痛は「帯状疱疹の原因となるウイルスが皮膚までの通り道の神経線維を傷つけることで起こる」と言われており、これを防ぐには早期からウイルス増殖を抑える治療を行う必要があります。又、当院では内服薬や神経ブロック注射等を用い、帯状疱疹の段階で帯状疱疹後神経痛になるのを防ぐことが可能です。

2.帯状疱疹後神経痛の特徴的な症状は?


^貎佑劼箸蠑評が異なる
帯状疱疹後神経痛は、神経によって現れる痛みが異なるのでどんな痛みが残るかは個人個人違います。ピリピリ・ズキズキ・電気が走るような・鈍い・重い・痒みを伴う痛み・しびれ・皮膚の違和感など、多様な痛みや症状が現れます。
長期的に治りにくい痛みが続く
帯状疱疹後神経痛の特徴的な症状として一括りにするのは難しく、強いて言うなら「長期的に治りにくい痛みが続く」のが特徴です。治療をすることである程度まで痛みが改善しても「あと少し」の所で改善が止まり横ばいになる傾向にあります。
痛みのために夜眠れなくなる
強い痛みのために睡眠が阻害される場合があります。
睡眠は生活の基本なので「睡眠不足になると体調が悪くなり、体調が悪いと治りが悪くなる」という悪循環に陥ります。
集中力低下・意欲喪失・うつ状態などの症状が出る
長期的に強い痛みが続いていると外出したくなくなったり、何もしたくなくなったり、うつ状態の症状が出る場合もあります。
★帯状疱疹後神経痛の症状は、日常生活に影響するものが多いため、帯状疱疹の初期のうちから適切な治療を受け
帯状疱疹後神経痛へ移行するのを防ぐことが重要です。

3.帯状疱疹後神経痛の原因は?


帯状疱疹の原因ウイルスが皮膚へ移動する際に通り道である神経線維を損傷させることで様々な神経障害が起こるとされています。帯状疱疹の時に適切な治療を受けずにいると、神経が元の状態に戻らず痛みの電気信号を送り続けてしまうため「痛覚過敏」や本来痛みを感じないはずの刺激によっても痛みを感じてしまう「異痛症」などの神経障害を招き、帯状疱疹後神経痛に移行し易くなります。帯状疱疹から帯状疱疹後神経痛へ移行するかどうかは、人により異なりますが、一般的に次のような方は帯状疱疹後神経痛へ移行するリスクが高いので、帯状疱疹初期のうちから適切な治療を受けてしっかり予防するようにしましょう。
<帯状疱疹後神経痛へ移行するリスクが高い方>
々睥陲諒、     ⊇性の方
H疹等の皮膚症状が現れる前に痛みが強く現れる方
と疹や痛み等、帯状疱疹の初期症状が強く現れる方

「自動思考ってなーに?」


「現実の受け取り方」や「ものの見方」を“認知”と言います。
認知には何かの出来事があったときに瞬間的に浮かぶ考えやイメージがあり、これが「自動思考」です。「自動思考」の多くは経験や環境の中で知らず知らずに身につけています。「自動思考」が極端なものになっていると物事の捉え方が偏り不都合な気分の増強やメンタル症状に繋がります。認知の歪みを引き起こす「自動思考」の一部を紹介します(下記)。
●白黒思考(100か0で極端に考える)
物事をすべてはっきりさせないと気が済まない。
(例)1つでも失敗があれば他が成功しても全て失敗と同じだ。
●べき思考
「○○しなければならない」と考え、それに基づき行動する。
(例)親が希望したことは、叶えなければならない。
●悲観的思考
先々のことを何でも悲観的に考える。
(例)やってもどうせうまくいくはずがない。
●他人の考えを邪推する
「相手はこう考えている」と決めつける。
(例)あの人は私を嫌っている。
紹介しきれませんが、他にもいろいろあります。

自動思考とは


身につけている「自動思考」によって、何かの出来事があったときに、瞬間的に考えやイメージが浮かんできます。そしてそれによって気分や行動が決まり、時にメンタル症状に繋がります。
_燭の出来事
⇒◆崋動思考」に基づく考え(=認知)
⇒5な/行動…
⇒ぅ瓮鵐織訃評
(例)
‐し遠くを知人がいて、挨拶したが何も言わず通り過ぎた。
⇒¬技襪気譴拭私は嫌われている。
⇒I坩臓θ瓩靴ぁ深,鵬颪辰討皸Щ△靴覆ぁ帖
⇒ざ擦ザワザワ
「自動思考」は、知らず知らずに持っている考え方の癖です。
もしも今「考え方の癖なんて変わらないわ」と考えたとしたら、それも「自動思考」に基づく「認知」です。そして「考え方の癖も少しずつなら変えられるかもしれない」と思い直したら、それはもう認知を修正できています。それが「認知療法」です。
不都合な気分の増強や、それに続くメンタル症状に悩まされている方は、ひっそり持っている「自動思考」に目を向けてみてください。「自動思考」があることに気づき、そこに工夫をしていくことができれば、これまで知らず知らずに受けていた不利益や体調不良を減らしていくことができます。

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