このページの先頭です
ここから本文です

「レントゲン時代からエコー時代へ」

1.“エコー(超音波)時代”到来の背景と“エコー(超音波)”の歴史


●“エコー(超音波)時代”到来の背景
近年、運動器診療(筋肉・腱・靭帯・血管・関節・神経・骨等)で、骨を中心に考える「レントゲン時代」から、患部をその場で直接診て治療につなげる「エコー時代」へ変わりつつあります。
画像診断の主役はX線(画像診断の第一選択)という時代が長く続きましたが、レントゲンは骨しか見えず、数方向からの二次元平面図から三次元を推測するため読影者により情報が異なることもあります。それらをカバーするため作られたCT・MRIも機械価格や検査料共に高額で検査の待ち時間も長く被曝の問題から短期間で繰り返し検査ができません。ここ数年、画像診断装置は日進月歩の進歩をみせ、超音波は特に急速に普及が進んでいます。その背景にはこれまでのエコーでは見ることができなかった運動器構成体(筋・腱・血管等)がCT・MRIを超える解像度を持つ鮮明な画像としてリアルタイムで得られるようになったことがあります。今やエコーは運動器診療にとって欠かせない重要なツールとなっています。
●“エコー(超音波)”の歴史
エコー開発のきっかけは1912年タイタニック号沈没で氷山接触を防ぐ目的で開発され、人体にも適用されました。運動器診療が大きく依存してきたX線・CT・MRIは全て欧米発技術ですが、エコー臨床活用技術は日本で開発されハード・ソフト共に日本が最先端をいっており、エコーを使いこなしていくことは日本医師としての使命と誇りでもあります。

2.“エコー(超音波)”の特徴


●“エコー(超音波)”の特徴
‘霽組織(靭帯・筋肉・腱等)も観察可能
CT・MRIを超える解像度の鮮明画像が得られる。

¬疑襲であり被曝の心配もない(繰り返し可)
ドーピングの心配なく2020年オリンピックに向けて加速。

F常診療で手軽にすぐ使用できる
デジタル・ポータブル化が進み医療の様々な場面で活躍。

だ纏濂茲任呂覆リアルタイムの動画で見ることができる
運動器は動く器官のため動きを評価できる方が良い。

ゴ吃側と健康側のどちらも撮影可能、対比も容易
無侵襲のため患部側と健康側の撮影可能・対比説明も容易。
 
診療時間の短縮(運動器エコーは「第二の聴診器」)
聴診器のようにリアルタイムで診断・治療を短時間でこなせる。

О緡堵餾鏝困亡麝
人手・時間・お金がかからないエコーは確実に医療費を削減。

┐修両譴納N鉄扱襪垢襯錺鵐好肇奪廛瓮妊カルケアが可能
他施設に依頼することなくエコーがあればその場で治療完結。

患者様の満足度の向上(強力なコミュニケーションツール)
患者様と医師が画像情報を共有することで円滑治療が可能。

診断だけでなく治療にも使える(狙った部位に正確に注射)
診断から即治療につなげられることこそエコーの最大メリット。

★運動器エコーを使うことでレントゲンでは見えなかった痛みの原因を突き止め、適切な治療を瞬時に行うことができます。レントゲン時代からエコー時代へのシフトは確実に進行し運動器診療で医師1人1台の時代は加速しています。今後エコー導入の医師とそうでない医師の差が歴然としてくるでしょう。

「ストレスとストレッサー」

1.ストレスの元来の意味


「仕事がストレスで眠れない」「人と会うことがストレスで胃が痛い」など私達は普段ストレスいう言葉をよく使います。この‘ストレス’とは元々はどんな意味の言葉だったでしょうか?実は物理学の言葉でした。ゴムボールを握ると変形しこの時ゴムボールには元に戻ろうとする力が生じます。これを応力(=ストレス)と呼びます。ストレスは物体に外部から力が加わった時、それに反応する力の事だったのです。

2.ストレスとストレッサー


現在私達は不快な刺激の方をストレスと呼びますが、不快な刺激によって生じる反応の方が元来の‘ストレス’です。では不快な刺激の方は何と呼ぶのでしょうか?
そちらは‘ストレッサー(=ストレス因)’と呼びます。
最初の例文を言い直すと、次のようになります。
「仕事がストレッサーで眠れない(不眠=ストレス)」、
「人と会うことがストレッサーで胃が痛い(胃痛=ストレス)」
ストレッサーは‘不快’という主観性を含む概念のため何がストレッサーになるのかは人により異なります。`うるさい’と感じる電車音も鉄道好きには`たまらない音’と感じるかもしれません。

3.心療内科の治療


心療内科の治療は『‘ストレッサー’によって生じた‘ストレス’を少しでも和らげること』とも言えます。薬は‘ストレス’を改善するために役立ちます。しかし‘ストレッサー’の不快な刺激の程度を小さくする工夫もまた治療と言えます。「仕事の負荷」に対し‘仕事量や仕事のやり方の見直し’、「対人関係の葛藤」に対し‘適切な人に相談・コミュニケーションスキルの向上’等も治療の一つと言えるのです。「○○がストレスだ」と感じた時、○○の方は‘ストレッサー’で、その反応で起きる方が‘ストレス’だったという話を思い出してください。そして‘ストレッサー’の不快な刺激の程度を小さくする工夫もぜひお試しください。

「新年のご挨拶」


明けましておめでとうございます。当院は昨年、理学療法士の他に作業療法士を迎え、理学・作業療法部門を充実させました。また「エコー(超音波)」を活用した「新たな痛みの治療」を積極的に行い「上頚神経節ブロック療法」で「突発性難聴」や「うなだれ首」の治療も行っております。さらに、当院の「痛みの上手な伝え方」について「日本経済新聞」や「フジテレビ」で取り上げて頂き、日本最古の英字新聞「ジャパンタイムズ」で院長が「アジアの100人」に選んで頂きました。今後もこれらの名誉に恥じないようさらに「常に進化した痛みの治療」に取り組んで参りますのでより一層ご支援の程よろしくお願い申し上げます。

最新の記事

通信vol.75「腰痛の最新治療!」「‘脳からの痛み’は無意識の思いも原因になる!」
(2018/11/01)
通信vol.74「慢性痛の治療革命!痛みを脳で克服!チーム医療で効果!」「痛みはあなたの気持ちのサイン?」
(2018/09/13)
通信vol.73「当院のリハビリテーション科について」「痛みと脳〜〜側坐核(そくざかく)を元気にしよう!〜」
(2018/07/02)
通信vol.72「当院の来院のきっかけ」「当院の来院理由となる症状」「`症状をゼロにする’を目指さず‘症状に対処できる’を目指す!」
(2018/04/28)
通信vol.71「肩痛の最新治療」「睡眠薬を飲む前に試みること〜睡眠時間の見直し〜」「花粉症対策」
(2018/03/03)
通信vol.70「レントゲン時代からエコー時代へ」「ストレスとストレッサー」「新年のご挨拶」
(2018/01/05)
通信vol.69「スマホ通院はじめました」「症状は川の流れのように」「当院の新しいブログサイトのホームページが完成」
(2017/10/31)
通信vol.68「作業療法の症例(手指の症状でお悩みの方)について」「帯状疱疹ワクチンについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜不安障害編〜」
(2017/09/01)
通信vol.67「理学療法の症例(肩痛と膝痛)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜身体痛編〜」
(2017/06/30)
通信vol.66「頚部神経節ブロックの症例(突発性難聴、うなだれ首)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜口・歯・舌痛編〜」」
(2017/05/02)
通信vol.65「頚部神経節ブロックについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?」
(2017/03/02)
通信vol.64「新年のご挨拶」「院長インタビュー〜覚悟の瞬間〜」「アサーション」
(2017/01/04)
通信vol.63「院長インタビュー〜覚悟の瞬間(インタビューサイト)〜」「運動療法〜痛みの治療編〜」「慢性疼痛とパニックの共通点」
(2016/11/01)
通信vol.62「リニューアルオープン!拡張しました!」「リハビリ部門の拡張〜運動療法新設〜」「健康365(10月号)当院記事掲載」「パニック障害の治療法〜行動療法と認知療法〜」
(2016/09/01)
通信vol.61「痛み治療の目標(ゴール)設定の重要性」「筋膜リリースのエコー画像」「パニック障害の治療法」
(2016/07/02)
通信vol.60「筋膜リリース」「超音波(エコー)ガイド下ブロック注射」「広場恐怖ってなに?」
(2016/05/02)
通信vol.59- 崘召“痛みグセ”を覚えてしまう前に治療しましょう!」
(2016/03/02)
通信vol.59-◆峅嵎款鼻2016年の傾向)」、「スーパーの行列に並べません! これって病気ですか?」
(2016/03/02)
通信vol.58(「当院の来院のきっかけ」、「当院の来院の多い症状(ペイン部門と心療内科部門別)」、「新タイプの睡眠薬」)
(2016/01/04)
通信vol.57(「かわたペインクリニックの取り組み〜タ少ない麻酔科と心療内科の併設クリニック〜」、「痛くて眠れない時に睡眠薬よりいい薬」)
(2015/11/03)
通信vol.56(「かわたペインクリニックの取り組み〜て端譴閉砲澆亮N邸繊廖◆峭堝伊椣未旅佑方」)
(2015/09/05)
通信vol.55(「かわたペインクリニックの取り組み〜4擬塒預莪貅腟繊繊廖◆崢砲澆粒稜Ч坩戞)
(2015/07/01)
通信vol.54(「かわたペインクリニックの取り組み〜⊆N妬圈繊廖◆崋N展果が上がりやすい痛みの考え方」)
(2015/05/06)
通信vol.53(「かわたペインクリニックの取り組み〜ゝ蚕冓圈繊廖◆屬△覆燭猟砲澆帽△里弔えはないですか?」)
(2015/03/02)
通信vol.52(「腰痛の最新治療について」、「自律神経の不調を整えるためには?」)
(2015/01/05)
通信vol.51(「腰痛の最新治療△砲弔い董廖◆嵜臾音間・睡眠リズムメカニズムの話について」)
(2014/11/04)
通信vol.50(「腰痛の最新治療,砲弔い董廖◆崢砲澆離瓮ニズムと痛みの治療薬について」)
(2014/09/01)
通信vol.49(「痛みの上手な伝え方について」、「痛みの細分化について」)
(2014/07/02)
通信vol.48(「慢性疼痛緩和プログラムの中の精神療法について」、「慢性疼痛について◆)
(2014/05/03)
通信vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)
(2014/03/06)
通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)
(2014/01/05)
通信vol.45(「最近の痛みの治療について」、「睡眠薬のQ&Aについて」)
(2013/11/03)
通信vol.44(「慢性疼痛の最近の薬物療法について」、「睡眠について知っていると役立つことについて」) 
(2013/09/02)
通信vol.43(「イオントフォレーシス療法について」、「心療内科の薬の減らし方について」) 
(2013/06/29)
通信vol.42(「理学療法の症例“々痛”と“膝痛”」、「認知行動療法について」) 
(2013/05/07)
通信vol.41(「漢方薬の良く効く症例紹介“”痛”と“▲船奪症”」、「心療内科におけるパニック障害の治療について」) 
(2013/03/08)
通信vol.40(「AKA(エーケーエー)療法の症例」「心療内科における不眠治療〜睡眠薬のお話〜」) 
(2013/01/17)
通信vol.39(「わき腹痛・肋間神経痛の症例「抗不安薬のお話」) 
(2012/11/12)
通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)
(2012/09/09)
通信vol.37(「頭痛の症例」「痛み測定器ペインビジョン」「抗うつ薬のお話」)
(2012/07/12)
通信vol.36(「かかと痛の症例」「心療内科の薬について」)
(2012/05/09)
通信vol.35(「花粉症の症例」「心理検査」「足底板」)
(2012/02/29)
通信vol.34(「自律神経失調症と冷え症の症例」「社交不安障害」)
(2012/01/11)
通信vol.33(「顔面痛(歯口顔舌の痛み)症例」「睡眠のトラブルでお悩みの方へ」)
(2011/11/09)
通信vol.32(「頚椎症・肩こり症例」「原因不明の痛み、歯・口・顔の痛み」)
(2011/08/31)
通信vol.31(「腰痛症例」「心療内科の心理療法・手技療法の紹介」)
(2011/07/07)
通信vol.30(「帯状疱疹後神経痛の症例」「心療内科の診察室と診察時間の拡充」「トリガーポイント注射」)
(2011/05/11)
通信vol.29(「術後疼痛」「かかと痛」) 
(2011/03/09)
通信vol.28(「花粉症◆廖嵜肝兎皺覆凌翰療法」) 
(2011/01/13)
通信vol.27(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛◆廖屬Δ追臓廖法
(2010/12/01)
通信vol.26(「歯・口・顔の痛み」「認知症」)
(2010/09/30)
通信vol.25(「関節内注射」「鍼灸治療」)
(2010/07/15)
通信vol.24(「不眠症」)
(2010/05/27)
通信vol.23(「星状神経節ブロック」「ストレスと病気」)
(2010/03/03)
通信vol.22(「ペインクリニックと心の治療」)
(2010/01/15)
通信vol.21(「硬膜外ブロック」「リンパトリートメント」)
(2009/11/30)
通信vol.20(「肋間神経痛」「ヘム鉄・銅サプリメント」)
(2009/11/06)
通信vol.19(「トリガーポイント注射」「プラセンタ療法」)
(2009/09/01)
通信vol.18(「整膚療法」「認知症予防のサプリメント」)
(2009/05/07)
通信vol.17(「アレルギー疾患」「コエンザイムQ10のサプリメント」)
(2009/03/10)
通信vol.16(「変形性膝関節症◆廖屮哀襯灰汽潺鵝Ε灰蕁璽殴鵑離汽廛螢瓮鵐鉢◆廖
(2009/03/10)
通信vol.15(「冷え性」「メディカルサプリメント」)
(2008/11/24)
通信vol.14(「更年期障害」「ビタミンCのサプリメント」)
(2008/11/24)
通信vol.13(「自律神経失調症」「プロアントシアニジン+αリポ酸のサプリメント」)
(2008/09/03)
通信vol.12(「変形性股間節症」「グルコサミン・コラーゲンのサプリメント」)
(2008/07/03)
通信vol.11(「花粉症」「ベースサプリメント」)
(2008/04/30)
通信vol.10(「顔の痛み」「サプリメント一覧」)
(2008/04/30)
通信vol.9(「頭痛」「無血刺絡(シラク)療法」)
(2008/04/30)
通信vol.8(「足関節痛・足関節炎」「サプリメント外来」)
(2007/10/01)
通信vol.7(「三叉神経痛」)
(2007/08/13)
通信vol.6(「変形性膝関節症」)
(2007/06/01)
通信vol.5(「肩関節周囲炎」「メタボリック症候群」)
(2007/03/07)
通信vol.4(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛」「AKA療法」「遠絡療法」)
(2007/01/29)
通信vol.3(「頚椎疾患」)
(2006/11/15)
通信vol.2(「腰痛」)
(2006/09/21)
通信vol.1(当院の来院傾向)
(2006/07/30)