このページの先頭です
ここから本文です

通信vol.27(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛◆廖屬Δ追臓廖法

帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛とは?


【帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛とは?】
神経に沿い帯状に発疹・水泡がでる帯状疱疹(日本人の6人に1人がかかると言われる)はストレス等で免疫力が低下した時に過去に感染した水疱瘡ウィルスが活発になって発症します。症状が長引いた場合や高齢者の場合は、皮膚症状が治った後も帯状疱疹後神経痛として慢性の痛みが数年〜一生続くことがあります。帯状疱疹後神経痛は激痛(焼けるような痛みや電気が走るような痛み)が持続する難治性疼痛の一つと言われ、外傷が見られないため周囲に痛みが理解されず、患者のQOL(生活の質)は大きく低下します。帯状疱疹後神経痛にならないためには、早期発見・早期治療が大切です。

帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の治療法


【帯状疱疹の治療】
帯状疱疹の治療では、抗ウィルス剤を用いた治療とともに神経ブロック療法を行い、急性期から痛みを十分にコントロールすることが重要です。局所麻酔薬で一時的に神経を休ませ、痛みの悪循環を遮断する神経ブロック療法は、発疹や水泡の治癒を早め、帯状疱疹後神経痛への移行を防止するのに非常に有効です。神経損傷によって帯状疱疹後神経痛にいたると痛みの除去が困難であるため、帯状疱疹発症後、2週間〜1カ月以内に神経ブロック療法を開始すれば帯状疱疹後神経痛への移行を防ぐことができます。
【帯状疱疹後神経痛の最新治療】
帯状疱疹後神経痛の従来の治療法は、抗うつ薬や鎮痛剤、神経ブロック療法、レーザー治療、イオントフォレーシス、鍼灸治療など、人によって違う症状や程度に合わせ治療法をきめ細かく選択して行われますが、それでも完全な除痛に至らない場合もあります。しかし、最近、承認された新薬「リリカ」は従来の鎮痛薬とは全く異なる新しい作用の薬剤で、既存の治療法で痛みを取りきれない場合にも大きな効果が期待できます。帯状疱疹後神経痛は、脳内の痛みを伝える神経伝達物質の過剰放出によって疼痛が引き起こされており、「リリカ」はこの過剰に興奮した神経伝達物質の放出を抑制し大きな鎮痛作用を発揮します。その証拠に「リリカ」は2010年4月現在、世界105の国と地域で承認され国際疼痛学会で帯状疱疹後神経痛の第一選択薬として位置づけられています。その他、全身に我慢できない程の痛みやしびれを引き起こす繊維筋痛症などの末梢神経障害性疼痛の適応薬としても申請中であり、「リリカ」は痛みの軽減に寄与できる有用性の高い新たな治療の選択肢として今後幅広く使用されていくと考えられます。   

うつ病

うつ病の症状と原因、治療


【1.うつ病とは?】
うつ病とは、気分の落ち込みや無気力な状態が長期間回復せず日常生活に支障をきたす病気です。人は誰でも憂うつな気分になることがありますが、時間がたてば回復します。しかし、うつ状態が2週間以上続き日常生活に支障が出てくると「うつ病」です。誰もがかかる可能性があることを表して、うつ病はよく心の風邪と言われますが、風邪と違って時間がたてば自然に治る類の病ではなく、気力や体力では治りません。うつ病は早期発見と適切な治療を受ければ、ある程度時間はかかりますが必ず治る病気です。
【2.うつ病の症状と原因】
うつ病の症状は心と体の両方に症状が表れます。軽症の時は心の症状(気分の落ち込み、マイナス思考、やる気が出ない、頭が回らない、仕事が出来ない、症状が朝悪く夕方楽になる、自殺したくなる)よりも、体の症状(食欲低下・過食、全身のだるさ、不眠、体のどこかが慢性的に痛い、胃腸不良、耳・目が悪くなる)が目立つため、見過ごされることがあります。うつ病のサインを単なる疲れと見逃さないで下さい。これらの症状は、心が弱いからでも甘えているからでもなくストレス等によって脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリン)の働きが悪くなるために起こります。セロトニンやノルアドレナリンは脳の中で意欲や活力等を伝達する働きをしているため、この働きが悪くなると憂うつ感を引き起こしうつ病になるのです。
【3.うつ病の治療】
うつ病の治療には抗うつ薬が中心に使われます。抗うつ薬は、うつ病で生じる脳内神経伝達物質のバランスの乱れを修正することによりうつ症状を改善します。現在ではうつ病に関係する部分のみに作用し副作用が少ない抗うつ薬が登場しています。また、医師と患者が繰り返し面接を行い、患者が抱える悩みや不安を取り除く精神療法やリラクゼーション療法は、考え方を少しずつ変え、柔軟性をもつようになることでうつ病を治したり、再発を予防したりします。日本は先進国の中で最も自殺率が高く、今年政府はうつ病対策を打ち出しましたが、最も問題なのは約1000万人以上いると言われるうつ病の半分以上の人が治療を受けていないことです。うつ病は治療しなければ悲惨な病気です。
うつ病のサインを感じたら専門医の受診を心がけましょう。

編集後記


すっかり肌寒い今日この頃ですが、お風邪等召されてませんか?当院ではインフルエンザの予防接種を実施しています。今年の冬を元気に 乗り切るために早めの接種を心がけましょう。
今夏の猛暑の影響で花粉は去年の10倍と言われています。今秋や来春の花粉症対策に早期からの星状神経節ブロックやレーザー治療をお勧めします。

最新の記事

通信vol.69「スマホ通院はじめました」「症状は川の流れのように」「当院の新しいブログサイトのホームページが完成」
(2017/10/31)
通信vol.68「作業療法の症例(手指の症状でお悩みの方)について」「帯状疱疹ワクチンについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜不安障害編〜」
(2017/09/01)
通信vol.67「理学療法の症例(肩痛と膝痛)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜身体痛編〜」
(2017/06/30)
通信vol.66「頚部神経節ブロックの症例(突発性難聴、うなだれ首)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜口・歯・舌痛編〜」」
(2017/05/02)
通信vol.65「頚部神経節ブロックについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?」
(2017/03/02)
通信vol.64「新年のご挨拶」「院長インタビュー〜覚悟の瞬間〜」「アサーション」
(2017/01/04)
通信vol.63「院長インタビュー〜覚悟の瞬間(インタビューサイト)〜」「運動療法〜痛みの治療編〜」「慢性疼痛とパニックの共通点」
(2016/11/01)
通信vol.62「リニューアルオープン!拡張しました!」「リハビリ部門の拡張〜運動療法新設〜」「健康365(10月号)当院記事掲載」「パニック障害の治療法〜行動療法と認知療法〜」
(2016/09/01)
通信vol.61「痛み治療の目標(ゴール)設定の重要性」「筋膜リリースのエコー画像」「パニック障害の治療法」
(2016/07/02)
通信vol.60「筋膜リリース」「超音波(エコー)ガイド下ブロック注射」「広場恐怖ってなに?」
(2016/05/02)
通信vol.59- 崘召“痛みグセ”を覚えてしまう前に治療しましょう!」
(2016/03/02)
通信vol.59-◆峅嵎款鼻2016年の傾向)」、「スーパーの行列に並べません! これって病気ですか?」
(2016/03/02)
通信vol.58(「当院の来院のきっかけ」、「当院の来院の多い症状(ペイン部門と心療内科部門別)」、「新タイプの睡眠薬」)
(2016/01/04)
通信vol.57(「かわたペインクリニックの取り組み〜タ少ない麻酔科と心療内科の併設クリニック〜」、「痛くて眠れない時に睡眠薬よりいい薬」)
(2015/11/03)
通信vol.56(「かわたペインクリニックの取り組み〜て端譴閉砲澆亮N邸繊廖◆峭堝伊椣未旅佑方」)
(2015/09/05)
通信vol.55(「かわたペインクリニックの取り組み〜4擬塒預莪貅腟繊繊廖◆崢砲澆粒稜Ч坩戞)
(2015/07/01)
通信vol.54(「かわたペインクリニックの取り組み〜⊆N妬圈繊廖◆崋N展果が上がりやすい痛みの考え方」)
(2015/05/06)
通信vol.53(「かわたペインクリニックの取り組み〜ゝ蚕冓圈繊廖◆屬△覆燭猟砲澆帽△里弔えはないですか?」)
(2015/03/02)
通信vol.52(「腰痛の最新治療について」、「自律神経の不調を整えるためには?」)
(2015/01/05)
通信vol.51(「腰痛の最新治療△砲弔い董廖◆嵜臾音間・睡眠リズムメカニズムの話について」)
(2014/11/04)
通信vol.50(「腰痛の最新治療,砲弔い董廖◆崢砲澆離瓮ニズムと痛みの治療薬について」)
(2014/09/01)
通信vol.49(「痛みの上手な伝え方について」、「痛みの細分化について」)
(2014/07/02)
通信vol.48(「慢性疼痛緩和プログラムの中の精神療法について」、「慢性疼痛について◆)
(2014/05/03)
通信vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)
(2014/03/06)
通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)
(2014/01/05)
通信vol.45(「最近の痛みの治療について」、「睡眠薬のQ&Aについて」)
(2013/11/03)
通信vol.44(「慢性疼痛の最近の薬物療法について」、「睡眠について知っていると役立つことについて」) 
(2013/09/02)
通信vol.43(「イオントフォレーシス療法について」、「心療内科の薬の減らし方について」) 
(2013/06/29)
通信vol.42(「理学療法の症例“々痛”と“膝痛”」、「認知行動療法について」) 
(2013/05/07)
通信vol.41(「漢方薬の良く効く症例紹介“”痛”と“▲船奪症”」、「心療内科におけるパニック障害の治療について」) 
(2013/03/08)
通信vol.40(「AKA(エーケーエー)療法の症例」「心療内科における不眠治療〜睡眠薬のお話〜」) 
(2013/01/17)
通信vol.39(「わき腹痛・肋間神経痛の症例「抗不安薬のお話」) 
(2012/11/12)
通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)
(2012/09/09)
通信vol.37(「頭痛の症例」「痛み測定器ペインビジョン」「抗うつ薬のお話」)
(2012/07/12)
通信vol.36(「かかと痛の症例」「心療内科の薬について」)
(2012/05/09)
通信vol.35(「花粉症の症例」「心理検査」「足底板」)
(2012/02/29)
通信vol.34(「自律神経失調症と冷え症の症例」「社交不安障害」)
(2012/01/11)
通信vol.33(「顔面痛(歯口顔舌の痛み)症例」「睡眠のトラブルでお悩みの方へ」)
(2011/11/09)
通信vol.32(「頚椎症・肩こり症例」「原因不明の痛み、歯・口・顔の痛み」)
(2011/08/31)
通信vol.31(「腰痛症例」「心療内科の心理療法・手技療法の紹介」)
(2011/07/07)
通信vol.30(「帯状疱疹後神経痛の症例」「心療内科の診察室と診察時間の拡充」「トリガーポイント注射」)
(2011/05/11)
通信vol.29(「術後疼痛」「かかと痛」) 
(2011/03/09)
通信vol.28(「花粉症◆廖嵜肝兎皺覆凌翰療法」) 
(2011/01/13)
通信vol.27(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛◆廖屬Δ追臓廖法
(2010/12/01)
通信vol.26(「歯・口・顔の痛み」「認知症」)
(2010/09/30)
通信vol.25(「関節内注射」「鍼灸治療」)
(2010/07/15)
通信vol.24(「不眠症」)
(2010/05/27)
通信vol.23(「星状神経節ブロック」「ストレスと病気」)
(2010/03/03)
通信vol.22(「ペインクリニックと心の治療」)
(2010/01/15)
通信vol.21(「硬膜外ブロック」「リンパトリートメント」)
(2009/11/30)
通信vol.20(「肋間神経痛」「ヘム鉄・銅サプリメント」)
(2009/11/06)
通信vol.19(「トリガーポイント注射」「プラセンタ療法」)
(2009/09/01)
通信vol.18(「整膚療法」「認知症予防のサプリメント」)
(2009/05/07)
通信vol.17(「アレルギー疾患」「コエンザイムQ10のサプリメント」)
(2009/03/10)
通信vol.16(「変形性膝関節症◆廖屮哀襯灰汽潺鵝Ε灰蕁璽殴鵑離汽廛螢瓮鵐鉢◆廖
(2009/03/10)
通信vol.15(「冷え性」「メディカルサプリメント」)
(2008/11/24)
通信vol.14(「更年期障害」「ビタミンCのサプリメント」)
(2008/11/24)
通信vol.13(「自律神経失調症」「プロアントシアニジン+αリポ酸のサプリメント」)
(2008/09/03)
通信vol.12(「変形性股間節症」「グルコサミン・コラーゲンのサプリメント」)
(2008/07/03)
通信vol.11(「花粉症」「ベースサプリメント」)
(2008/04/30)
通信vol.10(「顔の痛み」「サプリメント一覧」)
(2008/04/30)
通信vol.9(「頭痛」「無血刺絡(シラク)療法」)
(2008/04/30)
通信vol.8(「足関節痛・足関節炎」「サプリメント外来」)
(2007/10/01)
通信vol.7(「三叉神経痛」)
(2007/08/13)
通信vol.6(「変形性膝関節症」)
(2007/06/01)
通信vol.5(「肩関節周囲炎」「メタボリック症候群」)
(2007/03/07)
通信vol.4(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛」「AKA療法」「遠絡療法」)
(2007/01/29)
通信vol.3(「頚椎疾患」)
(2006/11/15)
通信vol.2(「腰痛」)
(2006/09/21)
通信vol.1(当院の来院傾向)
(2006/07/30)