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通信vol.66「頚部神経節ブロックの症例(突発性難聴、うなだれ首)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜口・歯・舌痛編〜」」

頚部神経節ブロックの症例

1.突発性難聴の症例


〕莟,泙任侶舒沺(39歳 女性)
3ケ月前、キーンと激しい耳鳴りが生じ放置していたら、突然左耳が聞こえなくなり、耳鼻科を受診した。突発性難聴と診断された。めまいも併発するようになり、抗ウィルス薬・ステロイド薬、末梢神経障害薬・めまい薬など処方されたが、改善せず、ステロイド点滴治療で1週間入院したが、副作用もある上、ほとんど効果がなかった。鼓膜内注射や高気圧酸素治療も試み、鍼灸治療もしたが、治らず途方にくれておられた。
⊆N天于
頚部神経節ブロックが難聴に効果があるとネットで知り、来院された。突発性難聴になってから、病院を転々とするも良くならず、今のままでは右耳も聞こえなくなるのではと絶望されていた。脳血流や耳への血流を改善する頚部神経節ブロックが有効とわかりとても安心された。はじめは、頚部神経節ブロックを間隔を詰めて行い、症状が落ち着いてきたら、週に1度実施し「今までの難聴が嘘のように和らぎ、当たり前でなかった普通の生活がやっと出来るようになった」と喜んで頂けた。
9融
頚部神経節ブロックは、効果の現れ方に個人差がありますが治療直後から効果が実感できる方もいます。又、複数回くり返すことで効果が現れる方もいるので、すぐに効果が出なくても何度か続けて実施して頂きたいです。

頚部神経節ブロックの症例

2.うなだれ首の症例


〕莟,泙任侶舒沺(72歳 女性)
高齢の母が2ケ月くらい前から常に頬を手で支えている状態で徐々に首があがらなくなり、最初は痛みがあったが、今はなく、病院でCT・MRI・血液検査も実施したが、何の異常もなかった。手足も問題なく動くが、依然として首は上がらないまま。整形外科で痛み止めと湿布を処方され、首の筋力強化のための運動やマッサージ、ポリネック等の装具も勧められたが、改善せず、呼吸が苦しく辛そうで、息子さんが、お母様は「うなだれ症候群と言う症状ではないか?」と調べ来院された。
⊆N天于
うなだれ首の原因は、脳血流の障害の可能性があるため、頚部神経節ブロックを行ったところ、首が持ち上がるようになった。週1回ブロックを続けたところ徐々に首が保持できるようになり、今では、呼吸のつらさもなくなり、とても喜ばれた。
9融
うなだれ首は、現医学では原因不明とされているため精神的な問題がなくても精神科をすすめられることもあります。しかし頚部神経節ブロックで効果がみられることから脳血流の障害による症状の可能性があります。脳神経の異常は難聴・めまい・呼吸困難・嚥下困難・三叉神経痛・自律神経失調症・視力低下など様々な症状を発症させます。可能な限り、早期に脳血流を改善する頚部神経節ブロックを行うことをお勧めします。

「症状○○はどんなとき強まりますか?」〜口・歯・舌痛編〜

1.口・歯・舌の痛みがあった場合


前号で「症状○○はどんなとき強まりますか?」という考え方が役立つという話をしました。今回はその応用編を紹介します。
仝・歯・舌の痛み→「症状はどんなとき強まりますか?」→食事をしているとき→歯医者・口腔外科・耳鼻咽喉科へ 

口・歯・舌の痛み→「症状はどんなとき強まりますか?」→食事をしていないとき→「そのときどんなことを考えどんな気分でしたか?」→Aさん:舌痛をネットで調べて舌癌と考え「不安な気分」の時、Bさん:渋滞で子供の帰宅に帰れないと考え「焦った気分」の時、Cさん:歯医者前に治療がこう着状態で「うつうつした気分」の時→心療内科へ

「症状○○はどんなとき強まりますか?」〜口・歯・舌痛編〜

2.口・歯・舌に刺激が加わってないときに痛みを感じる場合


歯に刺激が加わってないときに痛みを感じる場合、「脳や神経の敏感さが問題で、歯は問題がない」可能性があります。
痛みには、メンタルから強まるタイプの痛みがあります。そのような痛みはなんらかの気分が背後に隠れています。そして隠れている気分はだいたい共通し次のようなものがあります。 
”坩造糞な、
⊂任辰慎な、
うつうつした気分、
しだなという気分、
ゥぅ薀ぅ蕕靴慎な、
κ△立つ気分
このような痛みは心療内科で一緒に痛みの特徴を探し、それに対する対処法を考える治療が有効です。ぜひ気をつけて頂きたいことが一つあります。歯医者さんに「この歯は悪くない」と言われているのに「この歯さえ無ければ良くなると思い抜歯してしまうこと」はしないようにして下さい。多くの場合、抜歯しても痛みは変わらず、むしろ抜いたことで新たな痛みや違和感が生じる場合があります。抜いてしまった歯は二度と戻りません。「歯医者・口腔外科・耳鼻咽喉科で異常がない、又は、治療を受けても良くならない痛み」が続く時「症状〇〇はどんなとき強まりますか?」をぜひ試してみて下さい。

日本経済新聞4月13日(木)付夕刊に当院の記事が掲載されました!


日本経済新聞4月13日(木)付夕刊「ライフサポート」欄に、「痛みを医師にどう伝えるか」をテーマに、当院の院長が取材を受け、記事になりました。ぜひ、ご一読ください。

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