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通信vol.59- 崘召“痛みグセ”を覚えてしまう前に治療しましょう!」

「脳が“痛みグセ”を覚えてしまう前に治療しましょう!」

1.痛みの軽減にかかせないのは早期治療


当院では、治療する際、出来るだけ早期に痛みを取るようにしています。その理由についてお話していきたいと思います。

2.痛みの慢性化


痛みがあると血管が収縮して、筋肉が緊張します。その結果、血液の流れが悪くなり、痛みを引き起こす物質が生じます。
これを「痛みの悪循環」と呼びます。「痛みの悪循環」が続くと痛みは異常を知らせる“有益な存在”から“不必要な存在”になります。さらに痛みが続くと、“有害な存在”になります。これが『痛みの慢性化』です。痛みの慢性化を引き起こす原因として、以下の二つが挙げられます。

3.痛みの記憶〜“痛みグセ”〜


痛みの慢性化を引き起こす一つめの原因は、「痛みの記憶」です。痛みは、体に起こっている異常を知らせるシグナルであるため、脳は、その痛みを忘れないように記憶するようになります。痛みの信号は、症状が長引くほど脳に記憶されてしまいます。「痛みの記憶」のことを、当院では、『痛みグセ』という言葉を使って説明しています。脳に『痛みグセ』がつかないようにするためには、脳が痛みを記憶してしまう前に取り去ることが肝心です。早期治療が大切な理由はここにあります。

4.心の落ち込み 


痛みの慢性化を引き起こす二つ目の原因は『心の落ち込み』です。不安や怒りといった悲観的な感情を持っている時、脳は、脊髄の門を開いて、痛みに関する信号を多く通してしまうのです。逆に、楽観的な感情を持っている時は、脊髄の門を閉じて、痛みの信号を制限してくれます。このような脳の仕組みを考えると、自分で痛みをコントロールするのは、決して不可能ではないということがわかるでしょう。不安や怒りを出来るだけ持たない生活をすることで、痛みは和らいでいきます。

5.痛みに執着しない脳を作る


痛みに対して、悲観的な感情を持つ患者様は、痛みを強く感じやすく、治療効果も低下します。心と体は、お互いに強く影響し合っています。又、脳が‘痛みグセ’を記憶する前に痛みを消すことが大事です。そのためには、初期の対処を万全にすることです。『痛みに執着しない脳を作ること』が慢性の痛みを克服するためのカギになります。

★帯状疱疹後神経痛を例に解説します!


帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹による痛みが起こって、どれだけ早く痛みを軽減できるかどうかで、その後の状態がまったく変わってしまいます。治療の遅れによって、痛みを軽減できる割合が少なくなったり、痛みを完全に取り除くことが困難になったりします。‘ひどい痛みを伴う帯状疱疹’や‘帯状疱疹後神経痛’と診断されたら、出来るだけ早期に、ペインクリニックにご来院ください。初期の段階から、ペインクリニックを受診することで、帯状疱疹後神経痛の長期化を防ぐことが出来ます。

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