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通信vol.39(「わき腹痛・肋間神経痛の症例「抗不安薬のお話」) 

わき腹痛の症例


〕莟,泙任侶舒沺(60歳 女性)
長年肋間神経痛に悩まされ、年々痛みが増し、今では息をするのも横になるのも痛く、痛みでうずくまることもある。当初は原因がわからず病院を回ったが内臓や骨に異常がなく肋間神経痛と診断を受けた。投薬や理学療法等をしても良くならず、来院された。
⊆N天于
肋間神経の根元である背中の背骨の両側の筋肉が非常に硬く、その筋肉の硬直による圧迫や刺激が原因で肋間神経痛が生じていたため、原因となる胸椎に神経ブロック注射を行い症状が緩和。まさか背中に原因があると思わず驚かれたが、長年の原因不明の肋間神経痛が上半身を支える背中の筋肉を酷使し発症することが多いと知り、安心されました。
9融
肋間神経痛とは肋骨に沿って走る神経が何らかの原因で痛む症状のことを言います。内臓や骨に異常がない場合、原因不明のものが多く、病院を渡り歩かれるケースが多いです。原因不明の肋間神経痛の多くは、肋間神経の根元にあたる背中の背骨(胸椎)の神経が、圧迫など何らかの刺激を受けて、痛みが引き起こされる場合が多いです。

通信vol.39(「わき腹痛・肋間神経痛の症例「抗不安薬のお話」) 

肋間神経痛の症例


〕莟,泙任侶舒沺(52歳 男性)
ゴルフで体をひねり、脇腹に激痛が走り、整形で脇腹の肉離れと診断された。湿布など投薬で一時的によくなったが、その後脇腹の鈍痛がとれなかった。
内科等で検査したが異常なく途方にくれ来院された。
⊆N天于
脇腹の痛みは、内臓の検査や骨のレントゲンなどで異常ががなければ、ペインクリニック領域となります。この方の場合、痛みは脇腹に出ていますが、ゴルフで体をねじった時に、脇腹の根元にあたる背中の胸椎関節に異常を来したことが原因で、それに対する治療を全然行わなかったため痛みが慢性化したと考えられます。よって、胸椎関節の異常を改善させる神経ブロック注射を行いました。又、同時に
背部にリハビリ療法、胸椎関節の動きを正常にするAKA療法を行うことで症状が劇的に緩和され、喜ばれました。
9融
脇腹痛は、その根元にあたる胸椎関節の異常により生じることが多い上、レントゲン検査では胸椎関節の異常が発見されにくいので、それがかえって脇腹の痛みを長引かせる原因となっています。“内臓・骨に異常がない=原因不明”ということで病院を渡り歩くうちに慢性化する場合が多いため正確な診断を行うことができる医師にかかることが最も重要です

通信vol.39(「わき腹痛・肋間神経痛の症例「抗不安薬のお話」) 

抗不安薬のお話


心療内科では、不安や緊張、イライラの症状を和らげる目的に、抗不安薬を処方することがあります。
特に、強い恐怖感が突然生じて、動悸や窒息感、胸部圧迫感などを伴うパニック発作にその効果を発揮します。
症状に応じて、薬の作用時間により、下記に分類されます。

●短期(6時間未満)・中期(6〜24時間)作用型
⇒不安発作時の頓用(必要な時だけ服用)に有用
●長期(24〜50時間)・ 超長期(50時間以上)作用型
⇒発作が頻発、不安感が持続する時に有用

また、一部の抗不安薬は催眠作用や筋弛緩作用を有し、睡眠導入薬や筋収縮性頭痛の治療薬としても使用することがあります。
不安や緊張を和らげる効果があるため、一番多い副作用は眠気やふらつきですが、程度は人様々で一般的には初めて服用した時に感じ易く、やがて慣れていくことが多いです。

抗不安薬の大半がベンゾジアゼピン系(中枢神経の信号の流れを抑制し不安や興奮を抑制する働きを持つ物質)ですが、現在国内外で最低限の使用量が推薦されており、代わって処方する薬として、抗うつ薬のSSRIが一番多くパニック障害や強迫性障害、社交不安障害などに対して適応をもつSSRIの処方が増えてきています。
ベンゾジアゼピン系薬は作用時間の違いだけでなく、特性も薬により様々で多くの症状に適応可能です。
又、デパスはいろいろな疾患に汎用されますが抗けいれん作用だけありません。レキソタン、セルシン、ランドセンは全ての作用(抗不安・催眠・筋弛緩・抗けいれん作用)があります。

通信vol.39(「わき腹痛・肋間神経痛の症例「抗不安薬のお話」) 

編集後記


朝晩めっきり涼しくなりました。秋から冬にかけて季節の変わり目は体調が不安定になり易いので、ご留意ください。又、何となく体がだるい、やる気が出ないなどの症状が続き、日常生活に支障をきたす場合は冬季うつの可能性もありますので、早期受診下さい。

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