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通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)

骨粗しょう症の治療〜最前線〜

骨粗しょう症は怖い病気です!


骨粗鬆症患者数は1280万人(日本の10人に1人)、その中で治療を受けているのはたった3割と言われています。骨粗鬆症は骨が弱くもろくなるため骨折を引き起こし、寝たきり、要介護となる原因の第2位を占めています。軽く見られがちな病気ですが、さらに怖いのは、発症すると死亡リスクも高く(寝たきりになると5年生存率はガンより低い)生死に関わる病気であることとその有効な治療については意外なほど知られてないため最新の検査や新薬による治療を紹介します。

通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)

骨粗しょう症の治療〜最前線〜

骨粗しょう症の最新の検査法


血液や尿を検査することで骨の健康状態を調べることができる“骨代謝マーカー”は骨の新陳代謝の速度を知ることができます。食事等の影響は受けないので検査前当日の食事に気を配る必要はありません。又、人差し指の根元の骨をアルミニウム板と一緒にX線で撮影する“MD法”は写真の影の濃度を分析し骨密度を測ります。両手を板の上に乗せるだけで、ベッドに横になる必要もなくとても簡単な検査です。

通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)

骨粗しょう症の治療〜最前線〜

骨粗しょう症の治療〜最前線〜


骨粗鬆症は怖い病気であるにも関らず治療継続率が悪く、治療開始後1年で約5割の人がきちんと薬を服用出来てないというデータがあります。よって近年は少しでも服用し易くなるよう投与間隔や剤型に工夫が加えられ、胃腸障害等の副作用に配慮し主流だった毎日服用に加え、週1回服用、さらには4週1回製剤が開発されました。又、錠剤が飲みにくい人に配慮した点滴や経口ゼリー製剤も登場しています。昨年には6か月1回の注射が発売され益々進化しています。

ヽ萓型ビタミンD3製剤(腸管からカルシウム吸収増加)
●エディロール(日1)
●アルファロール(日1)
●ワンアルファ(日1)
副甲状腺ホルモン(PTH)(骨形成促進)
●テリボン注射(週1)
カルシトニン製剤 (骨吸収抑制)
●エルシトニン注射(週1)
ぅ劵鳩森RNKL抗体薬(骨吸収抑制)
●プラリア注射(6ケ月1)
ゥ咼好曠好曠諭璽叛什沺聞吸収抑制)
●フォサマック(週1)
●ボナロン(月1)(点滴・ゼリー)
●アクトネル(月1)
●ベネット(月1)
●ボノテオ(月1)
●リカルボン(月1)
α択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)(骨吸収抑制)
●エビスタ(日1)
●ビビアント(日1)


通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)

メンタル症状に使える漢方薬

メンタル症状に漢方薬を使うメリットとデメリット


不安・イライラ・抑うつ気分・不眠など、メンタル症状の治療に漢方薬を処方することがあります。
漢方薬のメリットは次の通り。
.瓮鵐織訃評に使う西洋薬に多い眠気がない、
∪祥量瑤任聾果が強すぎるときに調整しやすい、
西洋薬に比べて副作用のリスクが少ない、
だ祥量瑤箸諒四僂婆瑤領未増えすぎることを予防できる、
グ預言がなく症状改善時に薬の減量・中止がし易い、等です。
デメリットは、毎日服用し体質改善していく薬なので次の通り。
\祥量瑤鉾罎戮涜┯性がない、
¬やにおいが独特で飲みにくいことがある、等です。

通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)

メンタル症状に使える漢方薬

メンタル症状に使われる漢方薬の紹介


メンタル症状に使われる漢方薬のいくつかをご紹介します。
●半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):
不安感や緊張感・イライラ・抑うつ・不眠・神経性の動悸等の症状に効果がある。特に不安症状で喉の詰まったような感じ、喉が圧迫されるような感じがある時によく使うためパニック障害の治療に使い易い。
●酸棗仁湯(さんそうにんとう):
昔から睡眠薬として使われ精神を落ち着かせ、安らかに眠りを誘う働きがある。思い悩んで眠れないタイプの不眠症に適しており一日数回服用する。
●加味逍遙散(かみしょうようさん):
冷えのぼせ・生理不順・更年期障害等に用い、自律神経失調に伴う不安・不眠・イライラ等の症状と肩こり・頭痛・頭重・上半身の熱感・下半身の冷え等の症状を和らげる。女性の精神神経症状に効果があり。
●抑肝散(ヨクカンサン):
神経の高ぶりを鎮める薬で、イライラ感や不眠等のメンタル症状の他、赤ちゃんの夜なき・ひきつけ等に使われる。体への負担が少ないため、最近は高齢者のイライラや不安感等にも使用され、全年齢層に使える薬。

★漢方では心と体は一体と考え一人一人の体質に合った漢方を処方する必要があり、又、同じ症状であっても体質や体力等によって別の薬を処方することもあります。そのため信頼できる漢方専門医に相談する事が最も大切です。ぜひご来院下さい

通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)

編集後記


明けましておめでとうございます。当院は、お陰様で昨年10周年を迎えました。当院では、麻酔科医・精神科医・内科医・理学療法士・心理療法士・看護師が各々の観点で痛みを評価する多角的評価と神経ブロック・薬物・理学・手技・心理療法等を用いた集学的アプローチを行っております。総合的な痛みの治療を目指し今後とも精進して参りますので、一層のご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。

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