このページの先頭です
ここから本文です

痛信vol.82「突発性難聴について」、「アンガーマネージメント〜怒りをコントロールする方法〜」

「突発性難聴について」

1.突発性難聴とは


突発性難聴は明確な原因がないのに、ある日突然、耳の片方(稀に両方)の聞こえが悪くなり、耳鳴りやめまいを伴う原因不明の疾患です。難聴のうち「原因がはっきりしない難聴の総称」が「突発性難聴」です。幅広い年代に起こり、特に30〜50歳代、最近ではスマホ世代の若い方の突発性難聴も増えています。突発性難聴は、発症後出来るだけ早く治療をスタートさせないと、難聴や頑固な耳鳴りが残ったり、聴力を失うこともあるため、早めの受診と治療開始が大切です。急に聞こえにくくなったと思ったら、まずは耳鼻科で必要な検査・治療を受け、当院でも治療開始をお勧めします。

2.突発性難聴の原因


突発性難聴は、音を感じ取って脳に伝える役割をしている有毛細胞が何らかの原因で傷つき壊れてしまうことで起こると言われています。有毛細胞が傷つき壊れる原因は不明でまだ明らかになっていません。難聴の原因は一つではなく、ストレス・過労・睡眠不足など様々な原因が組み合わさったものではないかと考えられています。特に、有力な説としては、突発性難聴は、脳幹部の慢性的な血行障害が原因であると推測されています。脳細胞は大量の酸素を消費するため、わずかな血行不良にも弱く、年齢と共に血栓や梗塞などで徐々に脳細胞が死滅していきます。そのため、突発性難聴には、脳幹の血行障害を改善させる下記のような治療が大きな効果を発揮すると言われています。

3.突発性難聴の治療


〃柯神経節(星状神経節・上頚神経節)ブロック
頚部に上・中・下3ヶ所存在する交感神経節のどれかに局所麻酔薬を注入する頚部神経節(星状神経節・上頚神経節)ブロックは、突発性難聴に非常に有効です。特に一番頭側の神経節に注射する「上頚神経節ブロック」が、脳動脈から脳神経にいたる多くの血管を拡張させる作用があり突発性難聴に非常に効果的です。頚部神経節ブロックは重要な交感神経の密集地帯へのブロックなので手技に熟練が必要ですが、当院では安全に行うためにエコー(超音波)を用い神経・血管・筋肉・関節等をリアルタイムで確認し頚部神経節の位置を確認しながらブロックを実施するので安心して受けて頂けます。
▲譟璽供室N
当院のレーザー治療器は、高出力のため短時間で高い効果が出せます。頚部神経節(星状・上頚神経節)ブロックと近似の効果があり、突発性難聴に効果があります。痛みを伴わず、副作用のない安全な治療器です。
注射が苦手な方や高齢者などにお勧めです。
L物療法
血管拡張剤・ビタミン剤・代謝促進薬・血液を固まりにくくする薬剤・抗ウイルス薬・漢方薬・副腎皮質ステロイド薬による点滴など、様々な薬物療法を行います。

「アンガーマネジメント〜怒りをコントロールする方法〜」

1.アンガーマネジメントとは


私たちには喜怒哀楽の感情があります。それらは生きる上で必要な感情であって病気ではありません。一方で「怒り」は、その取り扱いを誤ると、自分自身や周囲の人々を傷つけ、ときに自分や相手の健康被害をもたらします。米国で開発された「怒り」と上手に付き合うための技術、アンガーマネジメントについて解説します。

2.怒りをコントロールする方法


6秒待つ。
怒りのピークは6秒と言われています。6秒以内に行動すると、衝動的に「物に当たって壊す」、「相手に酷いことを言ってしまう」など後悔する結果に繋がることがあります。6秒待つことができれば、怒りの衝動性は収まってきます。怒った時に最初にとる行動を普段から準備しておくと便利です。ゆっくり息を吐いて深呼吸する、その場を離れるなど、なるべく簡単にできるものを、具体的に数多く準備しておくと良いでしょう。
願望や価値観を再検討する。
私たちは、誰かの言動や、何かの出来事が自分を怒らせていると考えがちですが、心理学的には正しくありません。「こうなって欲しい」という自分の願望や、「〜するべき」という自分の価値観が、現実や他の人の価値観によって脅かされたと感じた時に、私たちは怒りを感じるのです。言い換えると、私たちの願望や価値観こそが、怒りを生み出す源です。
腹が立ったとき、今の自分の願望は妥当なレベルだろうか?人それぞれ価値観は違うが、今自分の価値観を押し通すのがベストだろうか?と再検討してみましょう。そうすることで、今本当に怒る必要があるのかどうか、判断しやすくなります。
8極めて、できることに注力する。
目の前の状況が怒ることで変えられ、それがベストの選択肢と見極めれば、怒ることを選びます。逆に、怒ることで状況を変えられない場合は、何ができそうかを考えて、怒る以外の具体的な行動を選びます。例えば、何らかの事故で電車が遅れているとします。これは自分では変えられません。そこに怒りを感じても、無駄なエネルギー消費です。
必要なところに連絡する、別の交通手段を調べるなど具体的な行動に力を注ぐ方が、願望や価値観を満たし不必要な怒りをカットできます。
アンガーマネジメントを身に付け、上手に怒りを
コントロールし、ストレスが溜まらない生き方を目指しましょう。

「新年のご挨拶」


明けましておめでとうございます。当院ホームページに「突発性難聴」のページを新たに作成しました。又、新たに「帯状疱疹後神経痛」に特化したホームページも作成する予定です。今年も「日常の軽い痛み」から「特殊な痛み・慢性疼痛・難治性疼痛」に対しペインクリニック(麻酔科)・リハビリテーション科(理学療法)・心療内科のチーム医療で一人でも多くの方の痛みを軽減し,さらに地域医療に貢献できるクリニックを目指し,精進して参りますのでよろしくお願い申し上げます。

最新の記事

痛信vol.82「突発性難聴について」、「アンガーマネージメント〜怒りをコントロールする方法〜」
(2020/01/06)
痛信vol.81「術後慢性痛について」、「ベンゾジアゼピン系抗不安薬の減量方法」
(2019/11/01)
痛信vol.80「手術”をしないで“腰痛”を治す方法〜診断編〜」、「認知のこまったちゃん 「シロクロン」ッキー”」
(2019/09/02)
通信vol.79「痛み」も“病気”や“障害”と捉える〜リハビリの重要性〜」、「認知のこまったちゃん“ベッキー”」
(2019/07/02)
通信vol.78「腰痛(狭窄症・ヘルニア)の手術に踏み切れない方へ」「眠れない時は遅寝早起きを!」
(2019/04/26)
通信vol.77「変形性関節症の治療〜リハビリの重要性〜」「その口の痛み。体から?脳から?」
(2019/03/01)
通信vol.76「手術・骨折後のリハビリの重要性」「痛みを強める6つの気分」
(2019/01/07)
通信vol.75「腰痛の最新治療!」「‘脳からの痛み’は無意識の思いも原因になる!」
(2018/11/01)
通信vol.74「慢性痛の治療革命!痛みを脳で克服!チーム医療で効果!」「痛みはあなたの気持ちのサイン?」
(2018/09/13)
通信vol.73「当院のリハビリテーション科について」「痛みと脳〜〜側坐核(そくざかく)を元気にしよう!〜」
(2018/07/02)
通信vol.72「当院の来院のきっかけ」「当院の来院理由となる症状」「`症状をゼロにする’を目指さず‘症状に対処できる’を目指す!」
(2018/04/28)
通信vol.71「肩痛の最新治療」「睡眠薬を飲む前に試みること〜睡眠時間の見直し〜」「花粉症対策」
(2018/03/03)
通信vol.70「レントゲン時代からエコー時代へ」「ストレスとストレッサー」「新年のご挨拶」
(2018/01/05)
通信vol.69「スマホ通院はじめました」「症状は川の流れのように」「当院の新しいブログサイトのホームページが完成」
(2017/10/31)
通信vol.68「作業療法の症例(手指の症状でお悩みの方)について」「帯状疱疹ワクチンについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜不安障害編〜」
(2017/09/01)
通信vol.67「理学療法の症例(肩痛と膝痛)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜身体痛編〜」
(2017/06/30)
通信vol.66「頚部神経節ブロックの症例(突発性難聴、うなだれ首)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜口・歯・舌痛編〜」」
(2017/05/02)
通信vol.65「頚部神経節ブロックについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?」
(2017/03/02)
通信vol.64「新年のご挨拶」「院長インタビュー〜覚悟の瞬間〜」「アサーション」
(2017/01/04)
通信vol.63「院長インタビュー〜覚悟の瞬間(インタビューサイト)〜」「運動療法〜痛みの治療編〜」「慢性疼痛とパニックの共通点」
(2016/11/01)
通信vol.62「リニューアルオープン!拡張しました!」「リハビリ部門の拡張〜運動療法新設〜」「健康365(10月号)当院記事掲載」「パニック障害の治療法〜行動療法と認知療法〜」
(2016/09/01)
通信vol.61「痛み治療の目標(ゴール)設定の重要性」「筋膜リリースのエコー画像」「パニック障害の治療法」
(2016/07/02)
通信vol.60「筋膜リリース」「超音波(エコー)ガイド下ブロック注射」「広場恐怖ってなに?」
(2016/05/02)
通信vol.59- 崘召“痛みグセ”を覚えてしまう前に治療しましょう!」
(2016/03/02)
通信vol.59-◆峅嵎款鼻2016年の傾向)」、「スーパーの行列に並べません! これって病気ですか?」
(2016/03/02)
通信vol.58(「当院の来院のきっかけ」、「当院の来院の多い症状(ペイン部門と心療内科部門別)」、「新タイプの睡眠薬」)
(2016/01/04)
通信vol.57(「かわたペインクリニックの取り組み〜タ少ない麻酔科と心療内科の併設クリニック〜」、「痛くて眠れない時に睡眠薬よりいい薬」)
(2015/11/03)
通信vol.56(「かわたペインクリニックの取り組み〜て端譴閉砲澆亮N邸繊廖◆峭堝伊椣未旅佑方」)
(2015/09/05)
通信vol.55(「かわたペインクリニックの取り組み〜4擬塒預莪貅腟繊繊廖◆崢砲澆粒稜Ч坩戞)
(2015/07/01)
通信vol.54(「かわたペインクリニックの取り組み〜⊆N妬圈繊廖◆崋N展果が上がりやすい痛みの考え方」)
(2015/05/06)
通信vol.53(「かわたペインクリニックの取り組み〜ゝ蚕冓圈繊廖◆屬△覆燭猟砲澆帽△里弔えはないですか?」)
(2015/03/02)
通信vol.52(「腰痛の最新治療について」、「自律神経の不調を整えるためには?」)
(2015/01/05)
通信vol.51(「腰痛の最新治療△砲弔い董廖◆嵜臾音間・睡眠リズムメカニズムの話について」)
(2014/11/04)
通信vol.50(「腰痛の最新治療,砲弔い董廖◆崢砲澆離瓮ニズムと痛みの治療薬について」)
(2014/09/01)
通信vol.49(「痛みの上手な伝え方について」、「痛みの細分化について」)
(2014/07/02)
通信vol.48(「慢性疼痛緩和プログラムの中の精神療法について」、「慢性疼痛について◆)
(2014/05/03)
通信vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)
(2014/03/06)
通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)
(2014/01/05)
通信vol.45(「最近の痛みの治療について」、「睡眠薬のQ&Aについて」)
(2013/11/03)
通信vol.44(「慢性疼痛の最近の薬物療法について」、「睡眠について知っていると役立つことについて」) 
(2013/09/02)
通信vol.43(「イオントフォレーシス療法について」、「心療内科の薬の減らし方について」) 
(2013/06/29)
通信vol.42(「理学療法の症例“々痛”と“膝痛”」、「認知行動療法について」) 
(2013/05/07)
通信vol.41(「漢方薬の良く効く症例紹介“”痛”と“▲船奪症”」、「心療内科におけるパニック障害の治療について」) 
(2013/03/08)
通信vol.40(「関節アプローチ療法の症例」「心療内科における不眠治療〜睡眠薬のお話〜」) 
(2013/01/17)
通信vol.39(「わき腹痛・肋間神経痛の症例「抗不安薬のお話」) 
(2012/11/12)
通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)
(2012/09/09)
通信vol.37(「頭痛の症例」「痛み測定器ペインビジョン」「抗うつ薬のお話」)
(2012/07/12)
通信vol.36(「かかと痛の症例」「心療内科の薬について」)
(2012/05/09)
通信vol.35(「花粉症の症例」「心理検査」「足底板」)
(2012/02/29)
通信vol.34(「自律神経失調症と冷え症の症例」「社交不安障害」)
(2012/01/11)
通信vol.33(「顔面痛(歯口顔舌の痛み)症例」「睡眠のトラブルでお悩みの方へ」)
(2011/11/09)
通信vol.32(「頚椎症・肩こり症例」「原因不明の痛み、歯・口・顔の痛み」)
(2011/08/31)
通信vol.31(「腰痛症例」「心療内科の心理療法・手技療法の紹介」)
(2011/07/07)
通信vol.30(「帯状疱疹後神経痛の症例」「心療内科の診察室と診察時間の拡充」「トリガーポイント注射」)
(2011/05/11)
通信vol.29(「術後疼痛」「かかと痛」) 
(2011/03/09)
通信vol.28(「花粉症◆廖嵜肝兎皺覆凌翰療法」) 
(2011/01/13)
通信vol.27(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛◆廖屬Δ追臓廖法
(2010/12/01)
通信vol.26(「歯・口・顔の痛み」「認知症」)
(2010/09/30)
通信vol.25(「関節内注射」)
(2010/07/15)
通信vol.24(「不眠症」)
(2010/05/27)
通信vol.23(「星状神経節ブロック」「ストレスと病気」)
(2010/03/03)
通信vol.22(「ペインクリニックと心の治療」)
(2010/01/15)
通信vol.21(「硬膜外ブロック」)
(2009/11/30)
通信vol.20(「肋間神経痛」)
(2009/11/06)
通信vol.19(「トリガーポイント注射」)
(2009/09/01)
通信vol.17(「アレルギー疾患」)
(2009/03/10)
通信vol.16(「変形性膝関節症◆廖
(2009/03/10)
通信vol.15(「冷え性」)
(2008/11/24)
通信vol.14(「更年期障害」)
(2008/11/24)
通信vol.13(「自律神経失調症」)
(2008/09/03)
通信vol.12(「変形性股間節症」)
(2008/07/03)
通信vol.11(「花粉症」)
(2008/04/30)
通信vol.10(「顔の痛み」)
(2008/04/30)
通信vol.9(「頭痛」)
(2008/04/30)
通信vol.8(「足関節痛・足関節炎」)
(2007/10/01)
通信vol.7(「三叉神経痛」)
(2007/08/13)
通信vol.6(「変形性膝関節症」)
(2007/06/01)
通信vol.5(「肩関節周囲炎」「メタボリック症候群」)
(2007/03/07)
通信vol.4(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛」「関節アプローチ療法」)
(2007/01/29)
通信vol.3(「頚椎疾患」)
(2006/11/15)
通信vol.2(「腰痛」)
(2006/09/21)
通信vol.1(当院の来院傾向)
(2006/07/30)