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通信vol.76「手術・骨折後のリハビリの重要性」「痛みを強める6つの気分」

「手術・骨折後のリハビリの重要性」

1.リハビリが大切な理由と2.リハビリが可能な期間


手術後や骨折後の治療ではリハビリがとても重要です。リハビリは医師の指示(処方)に従って理学療法士が指導します。
1.リハビリが大切な理由
手術部位や骨折部位は、長期間動かさないため筋肉量が減り細くなったり(筋肉の萎縮)、関節も固まって動きが悪くなったり(関節の拘縮)、さらに手術や骨折により組織の損傷や病変があると関節にズレが生じ痛みをを引き起こしたり(術後疼痛・骨折後疼痛)します。リハビリはこのような状態から筋肉や関節を回復させ疼痛を緩和し元の機能を取り戻すためのものです。
2.リハビリが可能な期間
運動器リハビリテーションの標準的なリハビリ期間は医学的な統計データ(病状の発症からおおむね150日以内で病状が固定する)を元に発症日(手術・骨折日)から150日以内と行政で定められています。従って、手術後・骨折後の運動器リハビリは手術・骨折から150日後が終了時期の目安になるので出来るだけ早くリハビリを開始しましょう。

3.「手術・骨折の治療を行う病院」と「リハビリを行う病院」


3.「手術・骨折の治療を行う病院」と「リハビリを行う病院」
一般的に急性期病院(総合病院等)の多くは、入院日数制限などもあり、手術・骨折後のリハビリは他の病院にお願いされるのが大半で、退院後に継続的なリハビリを希望され、当院リハビリテーション科に多くの方が来院されます。

4..手術後・骨折後のリハビリ


4.手術後・骨折後のリハビリ
手術・骨折後は筋力がおちているので、“日常生活を送るための筋力をスムーズに取り戻すため”に「筋力強化訓練」、“関節の動かせる範囲を広げるため”の「可動域訓練」、“自分で歩け階段も利用できるようにするため”の「歩行・階段昇降訓練」、“家で自分で訓練するため”の「自主訓練の指導」などを行います。リハビリによって体を動かすことで血行も良くなり回復が促進されます。「手術・骨折前の日常生活に少しでも近づける」ということをリハビリの治療目標に回復の様子をみながら段階的に進めることが重要です。特に、高齢の方は早期からリハビリを行うことが重要です。

5.当院ならでは手術後や骨折後の痛みの軽減方法は?


5.当院ならでは手術後や骨折後の痛みの軽減方法は?
当院の場合は、麻酔科とリハビリテーション科を併設しておりますので、術後疼痛や骨折後疼痛の部位に「麻酔薬を注入する各種神経ブロック」と「リハビリ」を併用して疼痛の軽減に努めます。「痛む部位に注射を行い神経を麻痺させる神経ブロック」は疼痛を緩和するので「知識・経験豊富な理学療法士が担当するリハビリ」の訓練が出来やすい状態になります。痛みがあり、リハビリが中途半端になると、十分なリハビリの効果が得られないので、神経ブロックで痛みを軽減することは、短期かつ効果的に回復を目指すには不可欠です。また、当院では患者様に「痛みの考え方」や「痛みとの向き合い方」についての指導も行っております。当院は「心療内科」も併設しておりますので、痛みのことで悩んでおられる方の「痛みの緩和」や「精神面でのサポート」も行っております。

「痛みを強める6つの気分」

1.“脳が原因で起きる痛み”と"6つの気分"


以前“脳が原因で起きる痛み”について「痛みは何らかの気持ちを伝える役割で起きていて、もしかすると気分のサインかもしれない」という話をしました。
では、その「気分」にはどんな種類があるのでしょうか?これまで診察を続けてきた中で少なくとも次の6つの気分が関係していることがわかってきました。6つの気分で痛みが強まった症例をいくつか紹介します。
”坩造糞な
「明日の試験、大丈夫かな」
「来週の旅行、旅先で痛くなったらどうしよう」
恐怖の気分
「上司に激しく怒られた。今日も怒られたらどうしよう」
「私の痛み。検査で異常がないと言われたけど、大変な病気を見逃されているのじゃないかな」
焦りの気分
「10時に仕事の約束をしているのに道路が事故渋滞している」
「痛みで休職している。復職できるだろうか?」
ぅぅ薀ぅ蕕靴慎な
「夫が毎日なにもしないでずっと家にいる」、
「今日も又痛くなってきた」
ヅ椶蠅竜な
「最近の若者は好き勝手いう」、
「痛みのせいで僕は失敗した」
ΔΔ弔Δ弔靴慎な
「今のままじゃ生活していけない」、
「この痛みはきっともう治らない」

2.‘脳が原因で起きる痛みの治療法


‘上記6つの例と似たような時に痛みが強まっているかも?’と思った方は、脳が原因で起きている痛みかもしれません!
‘私の痛みは体の原因があるから違う’と思われた方は、6つの気分が強まった時に痛みがさらに強まっていませんか?
もしその傾向があったら、それは‘体が原因の痛み’に‘脳が原因の痛み’が上乗せされている可能性があります。脳が原因で起きる痛みをなくすことが、痛みの軽減に役立ちます。
‘痛みがあるのだから6つの気持ちは止められない’と思われた方は脳が原因で起きる痛みは、それに合わせた薬物療法と認知行動療法の組み合わせで改善させることができます。

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