このページの先頭です
ここから本文です

通信vol.77「変形性関節症の治療〜リハビリの重要性〜」「その口の痛み。体から?脳から?」

変形性関節症の治療〜リハビリの重要性〜

1.変形性関節症とは?


1.変形性関節症とは?
骨と骨の間(関節)にある軟骨がすり減り、滑らかな動きができなくなり摩擦を生じることにより、関節に痛みや腫れが起こる病気です。関節に炎症が起こったり、水が溜まったりする事もあります。全身のあらゆる関節(首・肩・肘・腰・股関節・膝・足・手指等)で起こり、特に体重負荷がかかる膝・股関節・背骨の変形性関節症は多く、生活に支障が出やすいです。最初は動き始めのみ関節に痛みを感じるだけなので放置する人が多いですが、その間も病気は進行し一度変形した関節は元に戻らないので、早期受診が重要です。

2.変形性関節症の原因


2.変形性関節症の原因(長期使用、遺伝、加齢、酷使、肥満)
…糠にわたり関節を使い続け関節の軟骨がすり減ってきたこと
遺伝的要因(家族に変形性関節症がいれば確率が高くなる)
2知陲鉾爾ぁ筋力が弱り、関節にかかる負担が大きくなること
ぜ磴てもスポーツ選手やピアニストなど、関節を酷使する場合
ト酲による関節への負荷・荷重、などが原因に考えられます。

3.変形性関節症の治療


3.変形性関節症の治療
早期から適切な治療を実施すれば、痛みや腫れ等のつらい症状を軽減し、関節の変形の進行を最小限にとどめることができます。
「老化だから良くならない」「我慢できるから放置しとく」と考え治療せずにいると強い痛みのため日常動作が極めて困難となります。
さらに、痛みは安静時もみられ、睡眠も妨げられ、関節の障害のために要介護や寝たきりになる危険性が高まります。生活の質(QOL)を保つためにも早期受診し、下記の治療を始めましょう。
(1)薬物療法(痛みや腫れを和らげる)
消炎鎮痛剤、抗炎症薬、痛み止め、湿布など。
(2)注射療法(ヒアルロン酸製剤の関節内注入)
軟骨主成分であるヒアルロン散(関節潤滑油・軟骨に栄養を与える働き)を関節内に注射します。ヒアルロン酸注入により関節液の働きを回復し軟骨を保護します。炎症を抑え関節の動きを滑らかにし軟骨破壊を防ぐ効果があります。ステロイドは炎症を強く抑えますが、乱用は関節破壊や細菌感染し易くなるので要注意です。
(3)リハビリ(理学療法士による運動療法)
変形性関節症は早期治療により、疼痛改善や変形の進行を防止できますが、そのためには、関節の動きを回復させ筋力をつけることが最も重要です。関節周りを柔らかくし、筋肉をつけるためにリハビリは欠かせません。又、運動療法は変形性関節症の原因の一つである肥満の解消にも役立ちます。但し、自己流で無理な運動をするとかえって悪化する事もあるので、理学療法士の指導のもとリハビリを実施しましょう。理学療法士が、正しい運動や生活上の注意点を指導することにより、悪化防止や再発予防も出来ます。
1.関節可動域の拡大(ストレッチ・リラクゼーション等可動域訓練)
2.筋力の維持・増強(筋力トレーニング、トレーニング方法の指導)
3.疼痛改善に向けた動作練習(適切な姿勢・動作指導)
4.日常生活の工夫や指導(生活スタイルの確認)
5.装具療法(足底板・杖などの装具・補助具の指導)
※薬物・注射・運動療法をしても症状が改善しない場合、手術が適用と判断される事もありますが、手術後も関節周りの筋肉を鍛え、関節が動く範囲を広げるためのリハビリを行うことが重要です

「その口の痛み。体から?脳から?」

1.口に関わる痛みはどこから?


「歯が痛い、歯茎が痛い、舌が痛い、口の中が痛い。」
口に関わる痛みなのに、どこの歯科や口腔外科にいっても「問題ないです」と言われていることはないですか?そんな時は「この口の痛みは、体から?それとも脳から?」と見直してみましょう。‘痛みがあるところに痛みの原因がある’と誰もが考えます。これは‘痛みは体が原因で起きる’という無意識の定義に基づく考えです。しかし、実際には‘痛みは脳が原因で起きる’こともあります。脳が原因で起きているとき、通常の歯科や口腔外科では痛みの強さに見合った異常を見つけることができません。

2.口に関わる痛みを見極めるには?


それでは見極めるにはどうすれば良いでしょう?下記にいくつか個人的に思いつくポイントを紹介します。
食事
☆☆ 食事中,刺激が加わると痛い。食べていない時は痛くない。
☆  食事中,刺激が加わると痛みが強まる。
★  食事中,痛みの程度がましになる。
★★ 食事中,痛みを感じない。食事でない時激痛あることも有り。
鎮痛薬
☆☆ とても効果を感じる。
☆  だいたい効果を感じる。
★  効果を感じない時が多い。
★★ 効果を感じない。
現症状で通院した医療機関
☆☆ 1か所
☆  2か所
★  3か所
★★ 4か所以上
最後に受診した医療機関で言われた言葉
☆☆ 原因は見つかっています。
☆  たぶんこれが原因でしょう。
★  これが原因かもしれないが治療してもよくなるかわからない。
★★ 問題ないです
痛みの強弱とストレス(*不安、恐怖、あせり、怒り、
イライラ、気分の落ち込み、などの感情変化も含む)
☆☆ まったく関連していない。
☆  少し関連している。
★  ある程度関連している。
★★ とても関連している。

3.その痛みは体からか脳からか?


☆のたくさんある方は、「体が原因」の可能性が高いです。
★が☆より多い方は「脳が原因」の痛みが含まれている可能性が高いです。‘含まれている’と書きましたのは「体と脳の両方が混じっている方」や「神経が原因の方」もいるからです。「脳が原因の痛み」は体への直接的な治療では治りません。体への過剰な治療にならないよう気を付けてください。

最新の記事

通信vol.77「変形性関節症の治療〜リハビリの重要性〜」「その口の痛み。体から?脳から?」
(2019/03/01)
通信vol.76「手術・骨折後のリハビリの重要性」「痛みを強める6つの気分」
(2019/01/07)
通信vol.75「腰痛の最新治療!」「‘脳からの痛み’は無意識の思いも原因になる!」
(2018/11/01)
通信vol.74「慢性痛の治療革命!痛みを脳で克服!チーム医療で効果!」「痛みはあなたの気持ちのサイン?」
(2018/09/13)
通信vol.73「当院のリハビリテーション科について」「痛みと脳〜〜側坐核(そくざかく)を元気にしよう!〜」
(2018/07/02)
通信vol.72「当院の来院のきっかけ」「当院の来院理由となる症状」「`症状をゼロにする’を目指さず‘症状に対処できる’を目指す!」
(2018/04/28)
通信vol.71「肩痛の最新治療」「睡眠薬を飲む前に試みること〜睡眠時間の見直し〜」「花粉症対策」
(2018/03/03)
通信vol.70「レントゲン時代からエコー時代へ」「ストレスとストレッサー」「新年のご挨拶」
(2018/01/05)
通信vol.69「スマホ通院はじめました」「症状は川の流れのように」「当院の新しいブログサイトのホームページが完成」
(2017/10/31)
通信vol.68「作業療法の症例(手指の症状でお悩みの方)について」「帯状疱疹ワクチンについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜不安障害編〜」
(2017/09/01)
通信vol.67「理学療法の症例(肩痛と膝痛)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜身体痛編〜」
(2017/06/30)
通信vol.66「頚部神経節ブロックの症例(突発性難聴、うなだれ首)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜口・歯・舌痛編〜」」
(2017/05/02)
通信vol.65「頚部神経節ブロックについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?」
(2017/03/02)
通信vol.64「新年のご挨拶」「院長インタビュー〜覚悟の瞬間〜」「アサーション」
(2017/01/04)
通信vol.63「院長インタビュー〜覚悟の瞬間(インタビューサイト)〜」「運動療法〜痛みの治療編〜」「慢性疼痛とパニックの共通点」
(2016/11/01)
通信vol.62「リニューアルオープン!拡張しました!」「リハビリ部門の拡張〜運動療法新設〜」「健康365(10月号)当院記事掲載」「パニック障害の治療法〜行動療法と認知療法〜」
(2016/09/01)
通信vol.61「痛み治療の目標(ゴール)設定の重要性」「筋膜リリースのエコー画像」「パニック障害の治療法」
(2016/07/02)
通信vol.60「筋膜リリース」「超音波(エコー)ガイド下ブロック注射」「広場恐怖ってなに?」
(2016/05/02)
通信vol.59- 崘召“痛みグセ”を覚えてしまう前に治療しましょう!」
(2016/03/02)
通信vol.59-◆峅嵎款鼻2016年の傾向)」、「スーパーの行列に並べません! これって病気ですか?」
(2016/03/02)
通信vol.58(「当院の来院のきっかけ」、「当院の来院の多い症状(ペイン部門と心療内科部門別)」、「新タイプの睡眠薬」)
(2016/01/04)
通信vol.57(「かわたペインクリニックの取り組み〜タ少ない麻酔科と心療内科の併設クリニック〜」、「痛くて眠れない時に睡眠薬よりいい薬」)
(2015/11/03)
通信vol.56(「かわたペインクリニックの取り組み〜て端譴閉砲澆亮N邸繊廖◆峭堝伊椣未旅佑方」)
(2015/09/05)
通信vol.55(「かわたペインクリニックの取り組み〜4擬塒預莪貅腟繊繊廖◆崢砲澆粒稜Ч坩戞)
(2015/07/01)
通信vol.54(「かわたペインクリニックの取り組み〜⊆N妬圈繊廖◆崋N展果が上がりやすい痛みの考え方」)
(2015/05/06)
通信vol.53(「かわたペインクリニックの取り組み〜ゝ蚕冓圈繊廖◆屬△覆燭猟砲澆帽△里弔えはないですか?」)
(2015/03/02)
通信vol.52(「腰痛の最新治療について」、「自律神経の不調を整えるためには?」)
(2015/01/05)
通信vol.51(「腰痛の最新治療△砲弔い董廖◆嵜臾音間・睡眠リズムメカニズムの話について」)
(2014/11/04)
通信vol.50(「腰痛の最新治療,砲弔い董廖◆崢砲澆離瓮ニズムと痛みの治療薬について」)
(2014/09/01)
通信vol.49(「痛みの上手な伝え方について」、「痛みの細分化について」)
(2014/07/02)
通信vol.48(「慢性疼痛緩和プログラムの中の精神療法について」、「慢性疼痛について◆)
(2014/05/03)
通信vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)
(2014/03/06)
通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)
(2014/01/05)
通信vol.45(「最近の痛みの治療について」、「睡眠薬のQ&Aについて」)
(2013/11/03)
通信vol.44(「慢性疼痛の最近の薬物療法について」、「睡眠について知っていると役立つことについて」) 
(2013/09/02)
通信vol.43(「イオントフォレーシス療法について」、「心療内科の薬の減らし方について」) 
(2013/06/29)
通信vol.42(「理学療法の症例“々痛”と“膝痛”」、「認知行動療法について」) 
(2013/05/07)
通信vol.41(「漢方薬の良く効く症例紹介“”痛”と“▲船奪症”」、「心療内科におけるパニック障害の治療について」) 
(2013/03/08)
通信vol.40(「関節アプローチ療法の症例」「心療内科における不眠治療〜睡眠薬のお話〜」) 
(2013/01/17)
通信vol.39(「わき腹痛・肋間神経痛の症例「抗不安薬のお話」) 
(2012/11/12)
通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)
(2012/09/09)
通信vol.37(「頭痛の症例」「痛み測定器ペインビジョン」「抗うつ薬のお話」)
(2012/07/12)
通信vol.36(「かかと痛の症例」「心療内科の薬について」)
(2012/05/09)
通信vol.35(「花粉症の症例」「心理検査」「足底板」)
(2012/02/29)
通信vol.34(「自律神経失調症と冷え症の症例」「社交不安障害」)
(2012/01/11)
通信vol.33(「顔面痛(歯口顔舌の痛み)症例」「睡眠のトラブルでお悩みの方へ」)
(2011/11/09)
通信vol.32(「頚椎症・肩こり症例」「原因不明の痛み、歯・口・顔の痛み」)
(2011/08/31)
通信vol.31(「腰痛症例」「心療内科の心理療法・手技療法の紹介」)
(2011/07/07)
通信vol.30(「帯状疱疹後神経痛の症例」「心療内科の診察室と診察時間の拡充」「トリガーポイント注射」)
(2011/05/11)
通信vol.29(「術後疼痛」「かかと痛」) 
(2011/03/09)
通信vol.28(「花粉症◆廖嵜肝兎皺覆凌翰療法」) 
(2011/01/13)
通信vol.27(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛◆廖屬Δ追臓廖法
(2010/12/01)
通信vol.26(「歯・口・顔の痛み」「認知症」)
(2010/09/30)
通信vol.25(「関節内注射」)
(2010/07/15)
通信vol.24(「不眠症」)
(2010/05/27)
通信vol.23(「星状神経節ブロック」「ストレスと病気」)
(2010/03/03)
通信vol.22(「ペインクリニックと心の治療」)
(2010/01/15)
通信vol.21(「硬膜外ブロック」)
(2009/11/30)
通信vol.20(「肋間神経痛」)
(2009/11/06)
通信vol.19(「トリガーポイント注射」)
(2009/09/01)
通信vol.17(「アレルギー疾患」)
(2009/03/10)
通信vol.16(「変形性膝関節症◆廖
(2009/03/10)
通信vol.15(「冷え性」)
(2008/11/24)
通信vol.14(「更年期障害」)
(2008/11/24)
通信vol.13(「自律神経失調症」)
(2008/09/03)
通信vol.12(「変形性股間節症」)
(2008/07/03)
通信vol.11(「花粉症」)
(2008/04/30)
通信vol.10(「顔の痛み」)
(2008/04/30)
通信vol.9(「頭痛」)
(2008/04/30)
通信vol.8(「足関節痛・足関節炎」)
(2007/10/01)
通信vol.7(「三叉神経痛」)
(2007/08/13)
通信vol.6(「変形性膝関節症」)
(2007/06/01)
通信vol.5(「肩関節周囲炎」「メタボリック症候群」)
(2007/03/07)
通信vol.4(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛」「関節アプローチ療法」)
(2007/01/29)
通信vol.3(「頚椎疾患」)
(2006/11/15)
通信vol.2(「腰痛」)
(2006/09/21)
通信vol.1(当院の来院傾向)
(2006/07/30)