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「肩痛の最新治療」

1.五十肩(肩関節周囲炎)って


一般的に四十肩・五十肩と呼ばれますが、医学的には肩関節周囲炎と呼ばれる疾患です。五十肩は一般的には半年〜1年ほどで自然回復するとされていますが、実際には痛みで不眠や肩があがらず何より「1年近くも痛みや肩が動かないのを我慢して自然回復を待つのは辛い」という声をよく聞きます。

2.五十肩の当院の最新治療


.エコー下注射〜五十肩をめぐる常識のウソ〜
中高年の5人に1人が悩んでいると言われる肩痛(五十肩)の診断・治療は「まずレントゲン」「時間が経て
ば治る」が常識と言われてきました。しかし、エコーを使うことでレントゲンでは見えなかった痛みの原因を突き止め適切な治療を瞬時に行うことができます。診断から即治療につなげることができることこそエコー活用の最大のメリットです。「エコー下で行う肩関節腔内注射」(ヒアルロン酸や局所麻酔剤や水溶性副腎皮質ホルモンなどの滑液包内注射)と三角筋と勅下筋に局所麻酔剤を注射して行う「エコー下神経ブロック」、筋肉が硬くなって起こる肩痛には「エコー下筋膜リリース」が有効です。当院では、積極的に運動器エコー診療を取り入れています。
超音波治療器
当院では、理学療法・作業療法の一部として超音波治療器を施行しています。超音波と電気刺激のW効果で超音波が痛みの原因である最深部をマッサージして血行を促進し、電気刺激で痛みを和らげ、痛みの改善に高い効果を発揮します。
手技による理学療法・作業療法五十肩には理学・作業療法士による理学・作業療法が効果的です。特に、授動術(下記詳細)と理学・作業療法を組み合わせることにより、これまでより治療期間を大幅に短縮する
ことが可能となり、多くの患者様から喜びの声を頂いています。

3. 五十肩の新しい治療〜授動術・非観血肩関節授動術とは?〜


「授動術」とは部分麻酔により痛みを感じないようにし、医師が他動的に肩関節を動かす切らない手術です。授動術で肩のの中の硬くなり癒着した組織がはがれますのでほとんどのケースで関節可動域が著明に改善します。また、授動術の後、理学・作業療法を実施することにより、切開手術と同レベルの評価と筋力低下や可動域制限を防ぐ効果があります。切開する手術は入院が必要で患者様の負担が大きいですが授動術な
ら切開しないので3カ月以内でほぼ回復するようです。辛かった夜の痛みも翌日から消失・軽快する場合も多くご希望の方は授動術できる医院に紹介させて頂きます。お声かけ下さい。

★肩痛の症例(50代女性)★


3ヶ月間、全く左腕が上がらず着替えなど日常生活にかなり不便を感じていました。何より痛くて夜眠れず辛い日々を送っていました。もし腕が上がらず肩の痛みに悩んでいるなら迷わずエコー下ブロックや超音波治療器、それでも良くならなければ理学・作業療法士による理学・作業療法と授動術をお勧めします。痛みで夜眠れずいた私が苦痛から解放され喜んでいます。

「睡眠薬を飲む前に試みること〜睡眠時間の見直し〜」


布団の中で眠れないことが続くとつらくなり、睡眠薬を飲んで眠りたいと思うことがあります。しかし、「睡眠薬を飲む」という選択をする前に試みてほしいことがいくつかあります。その中から今号では‘睡眠時間の見直し’をテーマにしてお話します。
質問
●あなたは何時から何時まで布団に入っていますか?
●どのくらい昼寝をしますか?
Aさん「夜も朝もすることがないので21時〜8時まで布団に入っています」
Bさん「健康のために8時間は眠りたいです。23時〜7時まで布団に入っています」
Aさんの布団に入っている時間は11時間。誰もが長すぎると思いますね。では、Bさんの8時間はどうでしょう?もしも、Bさんが‘眠れない’と感じていれば、Bさんにとっての8時間は長すぎるということになります。睡眠時間は長い人、短い人いろいろで、季節でも変化します。
また、成人以降50歳代までの実際に眠っている時間は6.5〜7.5時間。70歳を超えると平均6時間弱と、年齢と共に必要な睡眠時間は徐々に短くなります。日中眠気がおそってこなければ不眠ではありません。布団の中の眠れない余分な時間が‘不眠もどき’になってしまいます。自分が眠れる時間だけを布団に入るようにしましょう。
Cさん「23時〜6時まで布団に入っています。2時間昼寝をします」
昼食後〜15時までの間の昼寝は、夜の睡眠に悪影響を与えずに日中の眠気を解消します。しかし、30分以上眠ると、身体も脳も眠る体制になってしまい、余計にぼんやりし、また夜に眠れる時間を短くします。昼寝をするなら‘15時前の20〜30分’にしましょう。
Dさん「寝つきが悪いので、布団に入る時間を23時
から21時に変更しました」
実はこれは逆効果。いつもの入眠時刻の2〜4時間前は1日で最も寝つきにくい時間帯です。また眠ろうとする意気込みが頭をさえさせ、余計に眠りにくくします。眠れない時は眠くなるまで布団に入らず、逆に早起きをしましょう。起床後なるべく早く太陽の光を浴びることが、夜の速やかで快適な入眠をもたらします。‘遅寝早起き’がポイントです!
睡眠時間を見直し、それを実行することで、不眠が
改善することがよくあります。ぜひお試しください。

「花粉症対策」


2018年春の花粉飛散予測は前年を上回る見込みです。スギは3月上〜中旬、ヒノキは4月上〜中旬がピーク見込みです。花粉症対策で大事なのは早期対策でシーズンの約2週間前から治療を開始することにより症状を軽減することできます。当院では薬物療法以外に花粉症に非常に有効な星状神経節ブロックも可能です。早期来院下さい。

最新の記事

通信vol.71「肩痛の最新治療」「睡眠薬を飲む前に試みること〜睡眠時間の見直し〜」「花粉症対策」
(2018/03/03)
通信vol.70「レントゲン時代からエコー時代へ」「ストレスとストレッサー」「新年のご挨拶」
(2018/01/05)
通信vol.69「スマホ通院はじめました」「症状は川の流れのように」「当院の新しいブログサイトのホームページが完成」
(2017/10/31)
通信vol.68「作業療法の症例(手指の症状でお悩みの方)について」「帯状疱疹ワクチンについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜不安障害編〜」
(2017/09/01)
通信vol.67「理学療法の症例(肩痛と膝痛)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜身体痛編〜」
(2017/06/30)
通信vol.66「頚部神経節ブロックの症例(突発性難聴、うなだれ首)について」「症状○○はどんなとき強まりますか?の応用編〜口・歯・舌痛編〜」」
(2017/05/02)
通信vol.65「頚部神経節ブロックについて」「症状○○はどんなとき強まりますか?」
(2017/03/02)
通信vol.64「新年のご挨拶」「院長インタビュー〜覚悟の瞬間〜」「アサーション」
(2017/01/04)
通信vol.63「院長インタビュー〜覚悟の瞬間(インタビューサイト)〜」「運動療法〜痛みの治療編〜」「慢性疼痛とパニックの共通点」
(2016/11/01)
通信vol.62「リニューアルオープン!拡張しました!」「リハビリ部門の拡張〜運動療法新設〜」「健康365(10月号)当院記事掲載」「パニック障害の治療法〜行動療法と認知療法〜」
(2016/09/01)
通信vol.61「痛み治療の目標(ゴール)設定の重要性」「筋膜リリースのエコー画像」「パニック障害の治療法」
(2016/07/02)
通信vol.60「筋膜リリース」「超音波(エコー)ガイド下ブロック注射」「広場恐怖ってなに?」
(2016/05/02)
通信vol.59- 崘召“痛みグセ”を覚えてしまう前に治療しましょう!」
(2016/03/02)
通信vol.59-◆峅嵎款鼻2016年の傾向)」、「スーパーの行列に並べません! これって病気ですか?」
(2016/03/02)
通信vol.58(「当院の来院のきっかけ」、「当院の来院の多い症状(ペイン部門と心療内科部門別)」、「新タイプの睡眠薬」)
(2016/01/04)
通信vol.57(「かわたペインクリニックの取り組み〜タ少ない麻酔科と心療内科の併設クリニック〜」、「痛くて眠れない時に睡眠薬よりいい薬」)
(2015/11/03)
通信vol.56(「かわたペインクリニックの取り組み〜て端譴閉砲澆亮N邸繊廖◆峭堝伊椣未旅佑方」)
(2015/09/05)
通信vol.55(「かわたペインクリニックの取り組み〜4擬塒預莪貅腟繊繊廖◆崢砲澆粒稜Ч坩戞)
(2015/07/01)
通信vol.54(「かわたペインクリニックの取り組み〜⊆N妬圈繊廖◆崋N展果が上がりやすい痛みの考え方」)
(2015/05/06)
通信vol.53(「かわたペインクリニックの取り組み〜ゝ蚕冓圈繊廖◆屬△覆燭猟砲澆帽△里弔えはないですか?」)
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通信vol.52(「腰痛の最新治療について」、「自律神経の不調を整えるためには?」)
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通信vol.51(「腰痛の最新治療△砲弔い董廖◆嵜臾音間・睡眠リズムメカニズムの話について」)
(2014/11/04)
通信vol.50(「腰痛の最新治療,砲弔い董廖◆崢砲澆離瓮ニズムと痛みの治療薬について」)
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通信vol.49(「痛みの上手な伝え方について」、「痛みの細分化について」)
(2014/07/02)
通信vol.48(「慢性疼痛緩和プログラムの中の精神療法について」、「慢性疼痛について◆)
(2014/05/03)
通信vol.47(「神経障害性疼痛について」、「慢性疼痛について」)
(2014/03/06)
通信vol.46(「骨粗しょう症の治療〜最前線〜」、「メンタル症状に使える漢方薬」)
(2014/01/05)
通信vol.45(「最近の痛みの治療について」、「睡眠薬のQ&Aについて」)
(2013/11/03)
通信vol.44(「慢性疼痛の最近の薬物療法について」、「睡眠について知っていると役立つことについて」) 
(2013/09/02)
通信vol.43(「イオントフォレーシス療法について」、「心療内科の薬の減らし方について」) 
(2013/06/29)
通信vol.42(「理学療法の症例“々痛”と“膝痛”」、「認知行動療法について」) 
(2013/05/07)
通信vol.41(「漢方薬の良く効く症例紹介“”痛”と“▲船奪症”」、「心療内科におけるパニック障害の治療について」) 
(2013/03/08)
通信vol.40(「AKA(エーケーエー)療法の症例」「心療内科における不眠治療〜睡眠薬のお話〜」) 
(2013/01/17)
通信vol.39(「わき腹痛・肋間神経痛の症例「抗不安薬のお話」) 
(2012/11/12)
通信vol.38(「背部痛の症例「抗てんかん薬のお話」」「スタッフおすすめ治療〜硬膜外ブロック〜」)
(2012/09/09)
通信vol.37(「頭痛の症例」「痛み測定器ペインビジョン」「抗うつ薬のお話」)
(2012/07/12)
通信vol.36(「かかと痛の症例」「心療内科の薬について」)
(2012/05/09)
通信vol.35(「花粉症の症例」「心理検査」「足底板」)
(2012/02/29)
通信vol.34(「自律神経失調症と冷え症の症例」「社交不安障害」)
(2012/01/11)
通信vol.33(「顔面痛(歯口顔舌の痛み)症例」「睡眠のトラブルでお悩みの方へ」)
(2011/11/09)
通信vol.32(「頚椎症・肩こり症例」「原因不明の痛み、歯・口・顔の痛み」)
(2011/08/31)
通信vol.31(「腰痛症例」「心療内科の心理療法・手技療法の紹介」)
(2011/07/07)
通信vol.30(「帯状疱疹後神経痛の症例」「心療内科の診察室と診察時間の拡充」「トリガーポイント注射」)
(2011/05/11)
通信vol.29(「術後疼痛」「かかと痛」) 
(2011/03/09)
通信vol.28(「花粉症◆廖嵜肝兎皺覆凌翰療法」) 
(2011/01/13)
通信vol.27(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛◆廖屬Δ追臓廖法
(2010/12/01)
通信vol.26(「歯・口・顔の痛み」「認知症」)
(2010/09/30)
通信vol.25(「関節内注射」「鍼灸治療」)
(2010/07/15)
通信vol.24(「不眠症」)
(2010/05/27)
通信vol.23(「星状神経節ブロック」「ストレスと病気」)
(2010/03/03)
通信vol.22(「ペインクリニックと心の治療」)
(2010/01/15)
通信vol.21(「硬膜外ブロック」「リンパトリートメント」)
(2009/11/30)
通信vol.20(「肋間神経痛」「ヘム鉄・銅サプリメント」)
(2009/11/06)
通信vol.19(「トリガーポイント注射」「プラセンタ療法」)
(2009/09/01)
通信vol.18(「整膚療法」「認知症予防のサプリメント」)
(2009/05/07)
通信vol.17(「アレルギー疾患」「コエンザイムQ10のサプリメント」)
(2009/03/10)
通信vol.16(「変形性膝関節症◆廖屮哀襯灰汽潺鵝Ε灰蕁璽殴鵑離汽廛螢瓮鵐鉢◆廖
(2009/03/10)
通信vol.15(「冷え性」「メディカルサプリメント」)
(2008/11/24)
通信vol.14(「更年期障害」「ビタミンCのサプリメント」)
(2008/11/24)
通信vol.13(「自律神経失調症」「プロアントシアニジン+αリポ酸のサプリメント」)
(2008/09/03)
通信vol.12(「変形性股間節症」「グルコサミン・コラーゲンのサプリメント」)
(2008/07/03)
通信vol.11(「花粉症」「ベースサプリメント」)
(2008/04/30)
通信vol.10(「顔の痛み」「サプリメント一覧」)
(2008/04/30)
通信vol.9(「頭痛」「無血刺絡(シラク)療法」)
(2008/04/30)
通信vol.8(「足関節痛・足関節炎」「サプリメント外来」)
(2007/10/01)
通信vol.7(「三叉神経痛」)
(2007/08/13)
通信vol.6(「変形性膝関節症」)
(2007/06/01)
通信vol.5(「肩関節周囲炎」「メタボリック症候群」)
(2007/03/07)
通信vol.4(「帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛」「AKA療法」「遠絡療法」)
(2007/01/29)
通信vol.3(「頚椎疾患」)
(2006/11/15)
通信vol.2(「腰痛」)
(2006/09/21)
通信vol.1(当院の来院傾向)
(2006/07/30)